最近変な汗かいてますか?
2001年9月17日実はこっそりと応募して、近所のショッピングセンターの『メイクアップショー』の一般モデルをしてみたおいら。
なんちゃらとかいう有名な先生が来て、あらかじめコーディネータさんが選んだ服を着たおいらたちの普段のメイクを、ちょちょちょと直してこの秋風にしてくれるそうだ。その際にはもちろん、必要であればヘアメイクもしてくれるし、最後にはショッピングセンター内にある写真スタジオで写真まで撮ってくれるという話である。
悪い話ではない。
だもんで、おいらは今まで疑問に思っていたことを要望欄に書いてみたのであった。
『これだけいかつくてもフェミニンな服を着ることはできるでしょうか?』
自分では無理である。ちゅーか、自分の感覚だったら一生そんな服着ない。着るぐらいはできるが、きっと和田アキ子がピンクハウス着るぐらい違和感があるだろう。
しかし、しかしだ。
プロの手にかかってはどうだろう?
もしかしたら和田アキ子だって、プロの手にかかったらそれなりに似合うようになるかもしれない!
つまり今回のチャレンジは、それを確かめるためにやるのであった。
果たしておいらに華奢な服は微笑むのだろうか!
さて、当日控え室に連れて行かれると、まず衣装一覧を渡された。自分が何を着るのか、文字で確認したおいらは、絶句した・・・。
『フレアースカート』 しーん・・・・
スカートすら滅多にはかない上に、タイトかボックス(前の会社の制服)しかはかいたことのないおいらに・・・フレアー・・・。
これをうちの母親に話したところ、非常に見たかったと悔しがられてしまった。それは、娘可愛さの言葉ではなく、そんな珍しいものなら一目見ておきたかったという好奇心から出ているものと考えて間違いはない。それほど、おいらのスカート姿はレアなのである。いわんやフレアーをや!
気を取り直して、他になにがあるやら?と目を進めると・・・。
『ポンポンゴム×2』 しーん・・・・。
ポンポンゴム?って、あの髪の毛くくるゴムにポンポンの付いているヤツ?それをどうするの?それをどう使うの?このショーってヘヤメイクもするんだよねぇ?うっそん!それは嫌!それだけは嫌ぁぁ!
『タイツ(黒ドット模様)』 しーん・・・・・・・。
もう・・・誰も私のことを見ないでください・・・。
というか、この実験はこの時点で失敗だったと思わずにはおれんだろうが!!
ええい!結論!プロでも無理!
ちゅーか、華奢な服じゃねーぞ!
ポンポンゴムってなんやねん!
どこがフェミニンや〜〜〜!!!
幸いと言うか、不幸と言うか、おいらたちの控え室には姿見はなく、ショーが始まったら怒涛のように時間に流されて終わったので、結局自分がどんな格好していたのか知ることもなく解散の時間を迎えた。自分で似合っていたかどうか、確認することもできずに終わったのである。
しかし、最後には写真撮影があったのだ。
その写真ができるのはもう少し先。
その存在が、まるで遅効性の毒のようにおいらの心に黒いしみをつける・・・。
なぜなら写真を見ることによって、おいらは初めて自分の格好を見ることになるからだ。
怖い・・・想像しただけで怖い・・・。
和田アキ子のピンクハウスより怖い・・・。
奇しくもその日は職場のソフトボール大会の日。
職場の人々がいい汗かいているその一方、おいらはしみじみ嫌な汗をかいていた。
そうしておいらはひとつ大人になったのだった・・・。
知らずにいた方が幸せだったかもしれない現実を直視して・・・。
なんちゃらとかいう有名な先生が来て、あらかじめコーディネータさんが選んだ服を着たおいらたちの普段のメイクを、ちょちょちょと直してこの秋風にしてくれるそうだ。その際にはもちろん、必要であればヘアメイクもしてくれるし、最後にはショッピングセンター内にある写真スタジオで写真まで撮ってくれるという話である。
悪い話ではない。
だもんで、おいらは今まで疑問に思っていたことを要望欄に書いてみたのであった。
『これだけいかつくてもフェミニンな服を着ることはできるでしょうか?』
自分では無理である。ちゅーか、自分の感覚だったら一生そんな服着ない。着るぐらいはできるが、きっと和田アキ子がピンクハウス着るぐらい違和感があるだろう。
しかし、しかしだ。
プロの手にかかってはどうだろう?
もしかしたら和田アキ子だって、プロの手にかかったらそれなりに似合うようになるかもしれない!
つまり今回のチャレンジは、それを確かめるためにやるのであった。
果たしておいらに華奢な服は微笑むのだろうか!
さて、当日控え室に連れて行かれると、まず衣装一覧を渡された。自分が何を着るのか、文字で確認したおいらは、絶句した・・・。
『フレアースカート』 しーん・・・・
スカートすら滅多にはかない上に、タイトかボックス(前の会社の制服)しかはかいたことのないおいらに・・・フレアー・・・。
これをうちの母親に話したところ、非常に見たかったと悔しがられてしまった。それは、娘可愛さの言葉ではなく、そんな珍しいものなら一目見ておきたかったという好奇心から出ているものと考えて間違いはない。それほど、おいらのスカート姿はレアなのである。いわんやフレアーをや!
気を取り直して、他になにがあるやら?と目を進めると・・・。
『ポンポンゴム×2』 しーん・・・・。
ポンポンゴム?って、あの髪の毛くくるゴムにポンポンの付いているヤツ?それをどうするの?それをどう使うの?このショーってヘヤメイクもするんだよねぇ?うっそん!それは嫌!それだけは嫌ぁぁ!
『タイツ(黒ドット模様)』 しーん・・・・・・・。
もう・・・誰も私のことを見ないでください・・・。
というか、この実験はこの時点で失敗だったと思わずにはおれんだろうが!!
ええい!結論!プロでも無理!
ちゅーか、華奢な服じゃねーぞ!
ポンポンゴムってなんやねん!
どこがフェミニンや〜〜〜!!!
幸いと言うか、不幸と言うか、おいらたちの控え室には姿見はなく、ショーが始まったら怒涛のように時間に流されて終わったので、結局自分がどんな格好していたのか知ることもなく解散の時間を迎えた。自分で似合っていたかどうか、確認することもできずに終わったのである。
しかし、最後には写真撮影があったのだ。
その写真ができるのはもう少し先。
その存在が、まるで遅効性の毒のようにおいらの心に黒いしみをつける・・・。
なぜなら写真を見ることによって、おいらは初めて自分の格好を見ることになるからだ。
怖い・・・想像しただけで怖い・・・。
和田アキ子のピンクハウスより怖い・・・。
奇しくもその日は職場のソフトボール大会の日。
職場の人々がいい汗かいているその一方、おいらはしみじみ嫌な汗をかいていた。
そうしておいらはひとつ大人になったのだった・・・。
知らずにいた方が幸せだったかもしれない現実を直視して・・・。
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