ケンシロウと闘え!
2001年9月19日隆慶一郎氏著の「死ぬこととみつけたり」のファンの人が職場にいる。
若い頃「葉隠」の世界に憧れて、「朝(あした)に死に、夕べに死ぬ」覚悟を持って日々生活すべく、当時のアパートのトイレの壁に北斗の拳のケンシロウの「お前はすでに死んでいる」というシーンを貼っていたのだという。
毎朝出かけるまえにそれを見ては「死ぬこととみつけたり」の覚悟をしていたのだそうだ。
話によると「死ぬこととみつけたり」の主人公(佐賀鍋島藩の武士)は、毎朝毎晩、巨大な虎を相手に刀一本で闘い、最後は虎の牙や爪に体を引き裂かれながらも、虎の喉笛を食いちぎってでも殺すという決死のシミュレーションをして死の覚悟をしていたとのことで、それに心酔した彼は「う〜ん、男たるもの、かくあらねば。」と思ったそうだ。
思ってしまったそうだ。
で、なんでケンシロウなん?
おいらはこの話を聞いて、心の中でそっと尋ねてみた。
するってーと、なにかい?
君は、トイレに入る度に巨大なケンシロウに各種秘孔を突かれながらも、ケンシロウの古傷に指めり込ませてでも殺すという決死のシュミレーションをしてたって〜のかい?
そう、彼は常にトイレで闘っていたのだ。
あの狭い空間で、やたらとでかいケンシロウと闘っていたのだ。
ちなみに彼自身も180センチを超える身長を持っている。
・・・狭い。
狭すぎる。
闘う術はそこにあるのか?
それよかトイレしに入っていちいち闘っていては、時によっては間に合わないことだってあるのではないのか?
間に合わせるためにも必死で闘う、その様は確かに決死のシュミレーション!!
しかし・・・
しかし、だ。
もし、必死の形相でトイレに駆け込んだ場合、うっかり闘う前にパンツ下ろしちゃったりもするだろう。
そしたらどうなるのだろう。
上半身裸のケンシロウと、下半身裸の彼の決闘の行方はどうなるのだろう・・・。
彼の憧れた『葉隠』から遠く遠く、まるで地球の裏側45度ほども離れてしまったおいらの想像・・・。
仕方なくおいらは彼に言った。
「突然トイレでケンシロウに襲われても、パンツとズボンは上げておいた方が良いと思われます・・・。」
彼は答えた。
「はっ、そうですね。せめてパンツは上げておきたいと思いますね!」
そんな彼は、国家試験をに受からねばなれない職業の人で、おいらはそういう人たちから「先生」と呼ばれる職業の人で・・・。
そんな二人は仕事中、こっそり、そして真剣にこんな話をしているのであった。
若い頃「葉隠」の世界に憧れて、「朝(あした)に死に、夕べに死ぬ」覚悟を持って日々生活すべく、当時のアパートのトイレの壁に北斗の拳のケンシロウの「お前はすでに死んでいる」というシーンを貼っていたのだという。
毎朝出かけるまえにそれを見ては「死ぬこととみつけたり」の覚悟をしていたのだそうだ。
話によると「死ぬこととみつけたり」の主人公(佐賀鍋島藩の武士)は、毎朝毎晩、巨大な虎を相手に刀一本で闘い、最後は虎の牙や爪に体を引き裂かれながらも、虎の喉笛を食いちぎってでも殺すという決死のシミュレーションをして死の覚悟をしていたとのことで、それに心酔した彼は「う〜ん、男たるもの、かくあらねば。」と思ったそうだ。
思ってしまったそうだ。
で、なんでケンシロウなん?
おいらはこの話を聞いて、心の中でそっと尋ねてみた。
するってーと、なにかい?
君は、トイレに入る度に巨大なケンシロウに各種秘孔を突かれながらも、ケンシロウの古傷に指めり込ませてでも殺すという決死のシュミレーションをしてたって〜のかい?
そう、彼は常にトイレで闘っていたのだ。
あの狭い空間で、やたらとでかいケンシロウと闘っていたのだ。
ちなみに彼自身も180センチを超える身長を持っている。
・・・狭い。
狭すぎる。
闘う術はそこにあるのか?
それよかトイレしに入っていちいち闘っていては、時によっては間に合わないことだってあるのではないのか?
間に合わせるためにも必死で闘う、その様は確かに決死のシュミレーション!!
しかし・・・
しかし、だ。
もし、必死の形相でトイレに駆け込んだ場合、うっかり闘う前にパンツ下ろしちゃったりもするだろう。
そしたらどうなるのだろう。
上半身裸のケンシロウと、下半身裸の彼の決闘の行方はどうなるのだろう・・・。
彼の憧れた『葉隠』から遠く遠く、まるで地球の裏側45度ほども離れてしまったおいらの想像・・・。
仕方なくおいらは彼に言った。
「突然トイレでケンシロウに襲われても、パンツとズボンは上げておいた方が良いと思われます・・・。」
彼は答えた。
「はっ、そうですね。せめてパンツは上げておきたいと思いますね!」
そんな彼は、国家試験をに受からねばなれない職業の人で、おいらはそういう人たちから「先生」と呼ばれる職業の人で・・・。
そんな二人は仕事中、こっそり、そして真剣にこんな話をしているのであった。
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