ば〜んばば〜ん、ば〜んばば〜ん♪バリ。
2002年10月11日バリ3日目。
本日は早起きを義務付けられていた。
なぜなら、昨日のうちに姉が現地の旅行代理店に連絡をいれて、朝っぱらにお迎え来てもらって、どかんとラフティングに繰り出すんじゃ〜〜ということになっていたからである。
ピックアップはあさ7時45分〜8時頃にホテルロビーにて、ということであった。
だもんで、だいたい7時半頃にはロビーに着く心積もりで行動しなければならないということであった。
だが、朝食はゆっくり食べたい。
せめて30分以上はかけたい。
ということは…。
ちょろのすけは、普段のお仕事が10時からなので、朝はお仕事のある日で8時起床です。
人として身も心も活動していない状態で、おいらはフラフラと迎えの車に乗り込んだのであった。
どこにいくのかしら?どこまで行くのかしら?どれぐらいかかるのかしら?
全く知らずに乗り込んだバス。
目的地はアユン川。
ウブドゥである。
おいら達の泊まっているヌサドゥアからは車で1時間ほどかかる。
そんなん全然知らんもん。
いつつくかわからぬバスの中で、遠い所から誰かに呼ばれる気がしたが、これからするラフティングの事を考えると、ここで睡眠の世界に行ってはならんじゃろうと、アルマゲドンもかくやの戦いがおいらの精神世界では繰り広げられていた。
本当の戦いというものは、人のわからぬところで行われているものなのである。ふふふのふ。
バスはなんとか、おいらが勝利を収めているうちに目的地に着いてくれた。
危なかった…。もう10分遅かったら、おいら軍は眠りの淵へと追い落とされて、壊滅的な大打撃を喰らうところであった。
神はおいらに味方したのだ…。
ああ、眠かった…。
バスから降りたおいらに、いきなりサンダル売りのおねーちゃんが怒鳴った。
「靴!ダメ!ダメダメダメ!!」
は?なんですと?
靴?はい、おいらの履いているのは確かにスニーカーですが、これはもう濡れようが流れようが象が踏もうが構わないスニーカーなのでいいのです。
「靴!ダメ!これ!靴!ダメダメダメ!」
ものすごい勢いでねーちゃんが言うので、おいらはわかりきっている一言を言った。
「これ、レンタルか?」
「ノウ!100000ルピア!」
「はぁ?ガイドにこれでいいかどうか聞いてきてから決めるわ。」
「ノウ!靴!ダメ!」
「聞いてくるっちゅーねん!昨日はこれでええちゅわれたんじゃ!」
「ノウ!靴!ダメ!ダメ!」
押し問答しているおいらの後ろで、姉が通りすがりのガイドを捕まえて聞いた。
「あの靴でもええんやろ?」
「ぬれまっせ」
「ぬれてもええねん」
「ほなよろしよ」
(↑おそらく英語での会話。訳:戸田ちょろのすけ)
この一言が決め手となって、サンダル売りのねーちゃんはしぶしぶ引き上げてくれた。
えらい勢いであった。
いまだ起きていないちょろのすけ脳には、非常に堪えた一件であった。
さて、ラフティング。
ガイドのドルフィンはちっちゃいが腕のがっしりしたキュートな男前という感じだった。
気のいいやんちゃくれなので、見る人が見たら楽しいいい男なのだろうが、おいらは名前から大阪プロレスを連想して、どうしても覆面レスラーの素顔を見ているような複雑な気分であった。
実はおいら達3人ともラフィティングは初めて。
つか、正直何するのかさっぱりわからなかったが、めちゃくちゃ楽しかった。
渓谷の中をゆったりと流れていくゴムボート。
木の根を伝って落ちてくる地下水。
鳥の声、水のせせらぎ、緑渡る風、ドルフィンの掛け声、ドルフィンの駄洒落、ドルフィンのいたづら、ドルフィンの…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…おい!もちょっと浸らせてくれ…。
同じゴムボードに同乗していた2人の女性は、静岡からきたと言うが乗りがとてもよかった。
ガイドがいたづらした訳でも仕組んだわけでもなく、自力でゴムボートから川に投げ出されてみたり、ドルフィンのいたづらに丁丁発止とやりやっていたりしていたので、なかなかのつわもの達と見た。
ちなみにYちゃんも定期的に飛び跳ねていたので、場所が場所だったら彼女もきっとバリの川面を飛んだに違いない。
いい思い出になったであろうに、もったいない事である。
ついでにおいらと姉は、どっしりしているので、すっころびはしてもぶっ飛ぶ事はなかった。
現実はいつも残酷なものである。
川下りも下流になってきたところで、流れも緩やかだしということだろう、ドルフィンがやたらと人をゴムボートから落としたがった。
一人落とした後に、おいらを落とそうとぐいぐい引っ張るが、立ち回りできたえた足腰は安定しまくっているので、残念ながらそうそう動かない。
とうとう「重いよ〜!」と文句たれて諦めやがったので、仕方ないのう「わかったっちゅーねん!おら!これでええんやろ?!」と自ら川に飛び込んでやった。
ばっちゃん。
うわ!足つかへん!
一瞬ビックリしたものの、ライフジャケットをつけているので全然浮きまくり。
そのまま河童の川流れよろしく、ちょろのすけの川流れをしばし楽しんだのであった。
ああ…まったり…。
体はプカン!と浮いた状態で、耳を水に浸せば静寂に包まれる。
仰向きで流されていると、ゴムボート周辺の煩雑な光景も見ずに、ただ上方に広がる自然を満喫できるではないですか…。
うきゅきゅ…リラ〜〜〜〜〜〜ックス…
やはりバリに着たら一度は流されてみとかんとね。うん。
岸に上がったおいらは、そのままバイキング形式で昼食を摂ったのであるが、おいらは貴重品袋に入れておいたぐい飲みと日本酒を出して、さっと食料を胃に入れ終わったら、見晴らしのいい所へ行ってちびちび飲んでおった。
しかし、あれだね。
やはりラフィティング到着場というのは、人が多くていかんね。
人気のないところで、のほほんと景色と風と鳥の鳴き声をアテにしながら、のほほんと飲みたいものであった。
あるいは、薄布一枚体に巻いたような、そんな開放状態で飲むのもよかったのかもしれない。
今度はそれを試してみようと思う。うん。
もちろん帰りも1時間だ。
今度はこの先なんの予定もないので、ぐっすり眠らせてもらったさ。
アルコールも適度に入っていたので、よく寝れました。むにむに。
そして、その後も1時間ほどお昼寝したさ!
きんもちよかった〜〜〜!
さて、寝て起きたら、夕食だ。
どこで食べるか考えるのが面倒だったので、夕食ついでにプラザバリに行こうかという話になった。
各ホテルを回るシャトルバスが出ているので、それに乗って行ってそれに乗って帰ってきたらええねん、と片道30分弱の道程をバスに乗っていった。
…なかなかな〜〜〜、買うもんあれへん。
なんとなく、高いのだ。というか、高めの値段設定なのだ、全てが。
とりあえずNISSINのカップヌードルとスパイス少々を購入しただけで、中華料理屋に入る。
ミーゴレンか焼き飯を無料で食わせてくれると言うので、それと他色々頼んで食べる。
結構上手いが、中華料理屋なので、中華料理風ミーゴレンで、ミーゴレンと書くからにはミーゴレンであって欲しかったと、ミーゴレンスキーな俺様は思うのであった。
いや、美味かったけど。
今まで海外で中華料理店に入って、おもくそはずれたのはロンドンだけだった。
あの店!一生呪ってやる!!←ロンドンの怒りをバリで再燃させてどうする。
プラザバリで着色タトゥーのサービスがあった。
15ドル〜で好きな図柄をやってくれるそうだ。
しかもガラガラ空きまくりの状態なので、かなり丁寧にやってくれそうである。
いやがおうにも期待が高まるが、悲しいかなおいらは色々制約のある身なので、タトゥーをすることができない。
できないのである。
悲嘆に暮れるおいらの横で、姉が言った。
すっぽ抜けるぐらい明るく言った。
「おいら、やってもらってみようかな〜〜〜〜♪」
しかも、おいらの好きなバラのモチーフでやってもらいやがった…。
この後、姉の腕を見るたびに悲しみに暮れるおいらがいた。
ちょっぴり、足首にバタフライタトゥーとかだったら許されたかも?と思わないでもなかったが、日本に帰ってから、もしタトゥーをしていたら、ちょっと痛かったかも…ということがあったので、結果オーライにしておこうと思う。
いや!結果オーライなんだって!
タトゥー入れなくてよかったんだって!
いや、ホントにね!!!
人生、やはり折り合いは必要なのかもしれない…。
どうでもいいが、ラフィティングで濡れたジーンズのショートパンツとスニーカーが全然乾かない。
もちろん水着もTシャツですら乾かない。
室内に入れてさえ乾かないこの現象に、おいら達はこの後も苦しめられる事になる。
ってか、空調入っているのに、なんで???
本日は早起きを義務付けられていた。
なぜなら、昨日のうちに姉が現地の旅行代理店に連絡をいれて、朝っぱらにお迎え来てもらって、どかんとラフティングに繰り出すんじゃ〜〜ということになっていたからである。
ピックアップはあさ7時45分〜8時頃にホテルロビーにて、ということであった。
だもんで、だいたい7時半頃にはロビーに着く心積もりで行動しなければならないということであった。
だが、朝食はゆっくり食べたい。
せめて30分以上はかけたい。
ということは…。
ちょろのすけは、普段のお仕事が10時からなので、朝はお仕事のある日で8時起床です。
人として身も心も活動していない状態で、おいらはフラフラと迎えの車に乗り込んだのであった。
どこにいくのかしら?どこまで行くのかしら?どれぐらいかかるのかしら?
全く知らずに乗り込んだバス。
目的地はアユン川。
ウブドゥである。
おいら達の泊まっているヌサドゥアからは車で1時間ほどかかる。
そんなん全然知らんもん。
いつつくかわからぬバスの中で、遠い所から誰かに呼ばれる気がしたが、これからするラフティングの事を考えると、ここで睡眠の世界に行ってはならんじゃろうと、アルマゲドンもかくやの戦いがおいらの精神世界では繰り広げられていた。
本当の戦いというものは、人のわからぬところで行われているものなのである。ふふふのふ。
バスはなんとか、おいらが勝利を収めているうちに目的地に着いてくれた。
危なかった…。もう10分遅かったら、おいら軍は眠りの淵へと追い落とされて、壊滅的な大打撃を喰らうところであった。
神はおいらに味方したのだ…。
ああ、眠かった…。
バスから降りたおいらに、いきなりサンダル売りのおねーちゃんが怒鳴った。
「靴!ダメ!ダメダメダメ!!」
は?なんですと?
靴?はい、おいらの履いているのは確かにスニーカーですが、これはもう濡れようが流れようが象が踏もうが構わないスニーカーなのでいいのです。
「靴!ダメ!これ!靴!ダメダメダメ!」
ものすごい勢いでねーちゃんが言うので、おいらはわかりきっている一言を言った。
「これ、レンタルか?」
「ノウ!100000ルピア!」
「はぁ?ガイドにこれでいいかどうか聞いてきてから決めるわ。」
「ノウ!靴!ダメ!」
「聞いてくるっちゅーねん!昨日はこれでええちゅわれたんじゃ!」
「ノウ!靴!ダメ!ダメ!」
押し問答しているおいらの後ろで、姉が通りすがりのガイドを捕まえて聞いた。
「あの靴でもええんやろ?」
「ぬれまっせ」
「ぬれてもええねん」
「ほなよろしよ」
(↑おそらく英語での会話。訳:戸田ちょろのすけ)
この一言が決め手となって、サンダル売りのねーちゃんはしぶしぶ引き上げてくれた。
えらい勢いであった。
いまだ起きていないちょろのすけ脳には、非常に堪えた一件であった。
さて、ラフティング。
ガイドのドルフィンはちっちゃいが腕のがっしりしたキュートな男前という感じだった。
気のいいやんちゃくれなので、見る人が見たら楽しいいい男なのだろうが、おいらは名前から大阪プロレスを連想して、どうしても覆面レスラーの素顔を見ているような複雑な気分であった。
実はおいら達3人ともラフィティングは初めて。
つか、正直何するのかさっぱりわからなかったが、めちゃくちゃ楽しかった。
渓谷の中をゆったりと流れていくゴムボート。
木の根を伝って落ちてくる地下水。
鳥の声、水のせせらぎ、緑渡る風、ドルフィンの掛け声、ドルフィンの駄洒落、ドルフィンのいたづら、ドルフィンの…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…おい!もちょっと浸らせてくれ…。
同じゴムボードに同乗していた2人の女性は、静岡からきたと言うが乗りがとてもよかった。
ガイドがいたづらした訳でも仕組んだわけでもなく、自力でゴムボートから川に投げ出されてみたり、ドルフィンのいたづらに丁丁発止とやりやっていたりしていたので、なかなかのつわもの達と見た。
ちなみにYちゃんも定期的に飛び跳ねていたので、場所が場所だったら彼女もきっとバリの川面を飛んだに違いない。
いい思い出になったであろうに、もったいない事である。
ついでにおいらと姉は、どっしりしているので、すっころびはしてもぶっ飛ぶ事はなかった。
現実はいつも残酷なものである。
川下りも下流になってきたところで、流れも緩やかだしということだろう、ドルフィンがやたらと人をゴムボートから落としたがった。
一人落とした後に、おいらを落とそうとぐいぐい引っ張るが、立ち回りできたえた足腰は安定しまくっているので、残念ながらそうそう動かない。
とうとう「重いよ〜!」と文句たれて諦めやがったので、仕方ないのう「わかったっちゅーねん!おら!これでええんやろ?!」と自ら川に飛び込んでやった。
ばっちゃん。
うわ!足つかへん!
一瞬ビックリしたものの、ライフジャケットをつけているので全然浮きまくり。
そのまま河童の川流れよろしく、ちょろのすけの川流れをしばし楽しんだのであった。
ああ…まったり…。
体はプカン!と浮いた状態で、耳を水に浸せば静寂に包まれる。
仰向きで流されていると、ゴムボート周辺の煩雑な光景も見ずに、ただ上方に広がる自然を満喫できるではないですか…。
うきゅきゅ…リラ〜〜〜〜〜〜ックス…
やはりバリに着たら一度は流されてみとかんとね。うん。
岸に上がったおいらは、そのままバイキング形式で昼食を摂ったのであるが、おいらは貴重品袋に入れておいたぐい飲みと日本酒を出して、さっと食料を胃に入れ終わったら、見晴らしのいい所へ行ってちびちび飲んでおった。
しかし、あれだね。
やはりラフィティング到着場というのは、人が多くていかんね。
人気のないところで、のほほんと景色と風と鳥の鳴き声をアテにしながら、のほほんと飲みたいものであった。
あるいは、薄布一枚体に巻いたような、そんな開放状態で飲むのもよかったのかもしれない。
今度はそれを試してみようと思う。うん。
もちろん帰りも1時間だ。
今度はこの先なんの予定もないので、ぐっすり眠らせてもらったさ。
アルコールも適度に入っていたので、よく寝れました。むにむに。
そして、その後も1時間ほどお昼寝したさ!
きんもちよかった〜〜〜!
さて、寝て起きたら、夕食だ。
どこで食べるか考えるのが面倒だったので、夕食ついでにプラザバリに行こうかという話になった。
各ホテルを回るシャトルバスが出ているので、それに乗って行ってそれに乗って帰ってきたらええねん、と片道30分弱の道程をバスに乗っていった。
…なかなかな〜〜〜、買うもんあれへん。
なんとなく、高いのだ。というか、高めの値段設定なのだ、全てが。
とりあえずNISSINのカップヌードルとスパイス少々を購入しただけで、中華料理屋に入る。
ミーゴレンか焼き飯を無料で食わせてくれると言うので、それと他色々頼んで食べる。
結構上手いが、中華料理屋なので、中華料理風ミーゴレンで、ミーゴレンと書くからにはミーゴレンであって欲しかったと、ミーゴレンスキーな俺様は思うのであった。
いや、美味かったけど。
今まで海外で中華料理店に入って、おもくそはずれたのはロンドンだけだった。
あの店!一生呪ってやる!!←ロンドンの怒りをバリで再燃させてどうする。
プラザバリで着色タトゥーのサービスがあった。
15ドル〜で好きな図柄をやってくれるそうだ。
しかもガラガラ空きまくりの状態なので、かなり丁寧にやってくれそうである。
いやがおうにも期待が高まるが、悲しいかなおいらは色々制約のある身なので、タトゥーをすることができない。
できないのである。
悲嘆に暮れるおいらの横で、姉が言った。
すっぽ抜けるぐらい明るく言った。
「おいら、やってもらってみようかな〜〜〜〜♪」
しかも、おいらの好きなバラのモチーフでやってもらいやがった…。
この後、姉の腕を見るたびに悲しみに暮れるおいらがいた。
ちょっぴり、足首にバタフライタトゥーとかだったら許されたかも?と思わないでもなかったが、日本に帰ってから、もしタトゥーをしていたら、ちょっと痛かったかも…ということがあったので、結果オーライにしておこうと思う。
いや!結果オーライなんだって!
タトゥー入れなくてよかったんだって!
いや、ホントにね!!!
人生、やはり折り合いは必要なのかもしれない…。
どうでもいいが、ラフィティングで濡れたジーンズのショートパンツとスニーカーが全然乾かない。
もちろん水着もTシャツですら乾かない。
室内に入れてさえ乾かないこの現象に、おいら達はこの後も苦しめられる事になる。
ってか、空調入っているのに、なんで???
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