日記の日付が1日ずれるが、後日日記だからいいよね〜と自分を甘やかしてみる。
というか、12日の話題が盛り沢山過ぎて字数超過してしまったために分割せざるを得なかったのである。
まとめ下手なんだわな〜〜きっと。うん。
ごめん!!(びしぃ!)

さて、前日の続きというか、前日の出来事。
その後。

「なんだ、乗り損ねたのか。大丈夫だよ、無料タクシーを呼んであげるからね」
ベルマスターの兄ちゃんは親切にもそう言ってくれた。
が、わしらの目の前に用意されたのは、どう見ても普通の車だった。
そう、ギャレリア行きの無料タクシーがもうないのか呼べないと判断したベルマスターは、なんと従業員の車を出させておいら達を送らせようとしたのだ!!
うわ〜ええんか〜〜と車に乗るおいら達。

そしてホテルを離れて5分もしないうちに、運転している彼が言った。

「申し訳ないのですが、僕は皆さんを送る事はできません。代わりに友人に送ってもらいますので、車を乗り換えてもらえますか?」

はい?なんですと?

突然車が止まったかと思うと、運転している彼がさっさと降りて、暗闇に浮かぶ小さな建物に向かってなにやら叫びながら歩いていく。

何事?

いや、仮にも名のあるホテルから送り出されたおいら達が、危ない目にあうという事はなかろうけれど、いや、でも、世の中色んな不思議があるからなぁ。
色んな言葉が万華鏡のように頭に浮かんでは消える。
そして促されるままに、別の人の車に乗せられた。
うわお!!!!!

交代した人は日本語の話せる人であった。
「クタのギャレリアまでは遠いんですか?」
「近いよ。30分ぐらい。」
…近いんかい…。
初日のガイドの台詞を思い出し、バリ時間的には30分はたいした事のない時間なのであろうと自分を落ち着ける。
人生何事も折り合いが大切である。
こんな時に「阿呆!30分あったらJR新快速ぶっこいて大阪市内から京都市まで行けるわい!!」などという突込みを入れてはならんのである。
バリ時間と言うものが存在するのだ。

という訳で、もちろん、無事にクタのギャレリアに着いたけれど、ちょっとドキドキしてしまったおいら達一行であった。
ちなみにYちゃんも驚いていたそうだが「まぁ、この二人が一緒なら大丈夫だろう」と、一体なにを根拠にそんな強気なん?という考えで自分を落ち着かせていた模様である。
Yちゃん、その頼りにしていた二人な、結構ビビっててんで、ホンマのところな。うん。

さて、クタのギャレリア。
ここはもう!買い物する気全くなし!!
最初っから食事&ヌサドゥアのギャレリアでもらった抽選券でガラガラするためにやってきたのである。
帰りのシャトルバスの予約を入れて(この予約は姉が関白亭主チックな英語を駆使して予約を取ってくれた。曰く「風呂!」「飯!」「寝る!」的英語。推して知るべし)ガラガラ回してお約束通りスカ引いて、食事をしに行く。
愛しのミーゴレンになかなか会えないおいら達は、もう最初っからインドネシア料理店に行く事を半分以上決めていた。
今度こそ!今度こそスパイシーミーゴレンと出会いたい!!
おいら達の要求はただそれだけだったのだ…。
レストランの店頭でメニューを見ると、ある!ある!ミーゴレンだ!!
正直チャンプルーにも心は動いたのだが。浮気はしないさミーゴレン♪おいらのハートはお前のものさ♪ついでにおいらの胃袋は君の指定席っとくらぁ!!!
食うで!食うで!食うで!!!!ミーゴレン!!
勢いで入った店内で、席に座ったおいら達の前に出されたメニューは…コースメニューのみ。
かぁ!貴様舐めとんのか!
間髪入れず言うてまう。
「ちゃうメニューあるやろが!」
タン!とテーブルを叩いて要求!おいらはミーゴレンが食べたいだけなのじゃ!!
出てきたメニューでいそいそ注文。周囲を見渡せば、皆同じようなコースメニューを食している。
約2500円〜3000円程のコースである。リッチやな〜。おいら達そんな盛り沢山料理じゃなくてええねん。500円足らずのミーゴレン食べれたらええねん。
そんな中、姉の頼んだチャンプルー(盛り合わせ料理)は別の意味で盛り沢山で非常に羨ましかった。
が、
んん!よし!ミーゴレンだ!
ちょっと甘めだけれど、おいらの求めていたミーゴレンに今までで一番近い!
ああ!よかった!ようやく出会えたね!ミーゴレン!!!

感動のまま食し終わったおいらの後ろに、一つの影が忍び寄っていたのだが、ミーゴレンに感動しているおいら(安上がり)が気付くはずもなかった。

「お・嬢さん方♪」

そう言うとその人影は、いきなりおいらに抱きついたのだ!
すわ!何事!誰じゃそんな怖いもん知らずは!!
振り向いたそこにいたのは、なんとホテルで帰国すると言って別れた静岡ズではないか!!!
うわ!なんで!?どうして?!ここに!?ってか、帰国したんとちゃうん?えええ?!うっそ〜!
ああ!でも会えて嬉しいよ!
おいら達は、そのままヒシっと抱き合った。
視界の端でウェイターがなぜか拍手を送ってくれていた。
実は心の中でちょっとばかし「騒いでゴメンなさい」と思っていたので、ホッとした。
信じられない再会だった。
彼女達もここで会ってしまったのは、もはや運命だから、絶対声をかけねば!と思ってくれたらしい。
ひとしきり話して、彼女達が空港へ向かうバスに消えるのを見届けて、おいら達もホテルへ戻ったのであった。

クタのギャレリアからヌサドゥアへ戻る最終バスは22時だった。
「そんなに遠くない」からホテルに戻ったら、23時前になるだろう。

のんびりと明日の予定を考えながらホテルに向かうおいら達に、その数時間後クタを襲う出来事など知る由もなかったのである。

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