プロ中のプロ

2001年4月2日
朝、回数券が切れているのに気がついて、売店で買おうと思った。
財布を出しながら、パッと売店の中に目をやり「すいませ〜ん」と言おうとしたその時、いきなりおいらの目の前に回数券が差し出された。
「これやろ?お姉ちゃん?」
おいらはまだ「すいませんの」「す」ぐらいしか言っていなかったのに、おばちゃんはおいらの欲しかった回数券を差し出し、あまつさえ「これやろ?」と確信を持っていたのだ。
確かにそこは地下鉄の売店で、回数券を買う人も多いだろうが、宝くじだってドリンクだって売っている売店で、迷うことなく差し出された回数券。

客が言い出す前に客の欲しい物を出してくる…おいらはそこに売店のおばちゃんの職人技を見た……。

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