友情こもごも

2002年1月28日
友情…
最近、ありがたいなぁと思ったのは、この日記を読んでくれている友人諸氏と久しぶりに会った折に、大ダコと格闘した跡を見せてくれ!とせがまれた瞬間であろう。
しかしエステから丸10日、もはやおいらの格闘の記念碑は消えてなくなっていたのである。
虚しい…でも、10日経ってくっきり残っているのもイヤだ…そこまで肌年齢が落ちていると自覚するのはもっとイヤだ…。
しかし、おいらはそう言ってもらえてとても嬉しかった。
あまりの嬉しさに実際脱ぎかけた。
……もはや跡の消えた背中を見せてどうしようというのだろう…。
…危ないところだった…。
ふ〜〜〜。
皆も日常に潜んでいる、小さな落とし穴には気をつけようぜ!(びし!)

友情、というテーマを与えられると、必ず頭に浮かぶ友人がいる。
Pちゃんである。
Pとは幼稚園来のつきあいである。
長い。気が遠くなるほど長い。
Yちゃんとは小学4年生からの付き合いなので、それを上回る付き合いの長さである。
もしかしたら友情最年長記録保持者かもしれない。ちょろのすけワールドでは。

Pは小さい頃、体が弱かった。足が悪かったせいもある。
しょっちゅう風邪を引いたり熱を出したりして寝込んでいたらしいが、おいらにはその記憶はない。
あるのはおいら達の後ろを小さな体で必死に付いてくるPの姿である。
こけても笑って立ち上がるヤツの根性には、幼心に『できる!』と思ったものだ。

そして、ヤツの最大の特徴は『人が良い』という事である。
どれぐらい良いヤツかというと、ナチュラル・ボーン・いじめっ子のおいらが、小学生の時にヤツを騙した事がある。
4月1日においらの家の前で当時の人気アニメのイベントが行われるので、一緒に行こうと思うから今すぐ家に来い!と呼びつけたのである。
ヤツは来た。必死になってきた。
そうしておいらの家に来たヤツに、おいらたちは冷たく言ったのだ「4月バカだよ〜ん」。
その後の反応が、いまだに心の奥底に残っている。
ヤツは一瞬きょとんとした後、ニカっと笑ってこう言った。
「あははは。なんだ、騙されたのか〜〜」
そしてそのまま帰ったのである。めっちゃ素で帰ったのである。
おいらは幼心に真剣に「こいつ…できる…」と思ったものである。

その後も折に触れ、時期に触れ、Pを騙してきたおいらであるが、今だPとはつきあいがある。
騙されてもいじめられても、気がついたら、つるんでいるのである。
そんなヤツに去年の4月1日は何もしなかった。
休日だったので彼との時間を邪魔しちゃ悪いかな〜と思って、気を効かせたつもりだったのだ。
次の日、Pちゃんからメールが入ってきた。
「昨日は彼とどんな騙しがくるか楽しみに待っていたのに、どうして何もしてこなかったの??」

もしかしたら、おいらはヤツの掌で躍らされていたのかもしれない…。
やはり、こいつは…できるのかもしれない…。
あるいは単純に底抜けなのかもしれないが、おいらとPの友情は今だ続いている。
大事にしようと思う。

…しかし問題はおいらが大切にしてきたから続いた友情ではなく、ひとえにPの忍耐の賜物の友情だという事だ。

…やはり、おいらはヤツの掌で踊らされているのかもしれない…。

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