腹出し茶懐石

2002年3月30日
本日は1週間延ばした花見であった。
上賀茂神社に行く前にちょいと茶懐石をいただいた。
姉の昇進祝いに母親が予約してくれたのだ。

さて、事件は最後の御飯とお漬け物の時にやってきた。
刻みしば漬けを口に運んでいると、とう!と箸から飛び下りやがった一群が!!
往生際の悪いやつは、なんでもいるもんであるが、逃亡したそやつらが逃げ込んだ先は、おいらの胸元だった…………。

ああ!服の中に!

と、思うより先にしば漬けのちゅべたい感触が………

腹に………………

………………止まれよ、胸で………。

そしたら上から手を入れて、ちょいとつまみだせたものを…。

結局おいらはしば漬けを取り出すために、腹を出さねばならなかった…。
腹の上にポツンと赤いしば漬けが乗っているのを見て、姉と母が大笑いしたことは言うまでもない。

ええねん、おいら。
笑い取れたらそれだけで。

よかったな、おいら。
腹出している時に女将が入ってこなくて。

京都老舗旅館の茶懐石。
それはおいらにとって、腹出しのメモリーとして深く刻み込まれたのであった。

老舗旅館、大迷惑!!

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