本日、出社しようとエレベータに乗り込むと、いきなり駆け込んできたオヤジが階数ボタンを必死の形相で見ていた。
そして、おいらに向かってこう言うのだ。

「22階にはどうやって行くんや?!」
「なんぼ探しても22階ないねん、22階にはどうやって行くんや?!」

・・・おっちゃん、ここ13階建てビル。

そら、なんぼ探しても22階ないと思うで、いやホンマ。

あきらめたおっちゃんが不思議そうにエレベータを降り、閉まりゆく扉の向こうに消えた。
その後姿を見ながら、おいらはふと『もしかすると本当はあるのかもしれない』とか思ってしまった。
ちゅーか、あったら楽しいやんなぁ!
カードキーかなんかあって、全然差し込むところないけど(もしかしたら隠されているのかもしれない)それを入れたら階数ボタンの表示が変わるのかもしれない!(ホテルのスィート宿泊とB級SFがごっちゃになっている貧困なイメージ)
あるいは、エレベータに乗り込んだ時に、特定の動きをすると、監視カメラで見ている警備員が操作して22階まで連れて行ってくれるのかもしれない!(監視カメラの存在に苦い思いをしたのを忘れていないらしい)
それとも暗号のように階数ボタンを決まった配列で押しまくると22階に行けるとか?(ゲームかよ・・・)

そうしてたどり着いた22階には、やはり悪の帝王とかさ〜、秘密結社とかさ〜、地球防衛軍とかさ〜そういうのがあって欲しいよね、うん。
で、おっちゃん、そんなところになんの用やったんやろう?
娘が悪の組織に攫われて、秘密戦隊(年がばれる!)に助けを求めにきたんやろうか・・・。
ちゅーか、ここで働いている人間もしらん秘密を良く知っていたもんや。
うん。ごっついなぁ、おっちゃん。
うんうん。
娘さん、はよ、無事に助かるとええなぁ。
うんうん。

チン!12階です。
あ、ついた。
ほな仕事モードに入るとするか・・・。

そうそう、おっちゃん、22階な、多分隣のビルにあるで。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索