ちょろのすけは明日、でーさん&高村さんとYちゃん巻き込んで飲み会をする予定であった。
ぎっくり腰のせいでさんざんお待たせして、なおかつ30日になって急に「1日いいッスか?」と連絡するような極道ぶりだった。
お優しい皆々様は「いいっすよ」と快く了承してくれたのだが、問題はその後におこった!

午前1時に緊急呼び出しメールが入ったのだ。
1日の17時に来るように、と。

無理だ…。
飲み会には行けない。
どうせ、たいした用事ではないのはわかっているのだ。
30日も延々そこで話をしていたのだから。
は〜〜〜。もう、話すことはないと思っていたのになぁ…全く…。
それでも行かねばならないこの身の上が、一番辛いっちゃ辛い話である……。

さて、そういう訳で「1日に飲み会しましょう!」の舌の根も乾かぬうちに、ちょろのすけは皆々様にごめんなさい連絡をする羽目になったのである。
高村さんとYちゃんにはメールを送信し、残るでーさんに電話でお詫びしようとしたのであるが……。
「はいDでございます」
と、電話にでた声は、でーさんのものではなかった。
落ち着いた綺麗な声……
でーさんよりは年配の上品な女性の声……
御母堂か!?
ちょろのすけは焦った!
何故焦ったかというと、ちょろのすけはでーさんの御本名を以前伺ったかとは思うのだが、完全に失念していたからだ!!!
ああ!一体誰に電話口にでてきてもらえばいいのだ?
焦るあまり高速回転している回転木馬のように収集つかなくなったちょろのすけの脳みその中では、大学時代の思い出が、呼び出してもいないのに出てきていたのであった……。

大学時代、ちょろのすけは用があってクラスの違う知人宅へ電話連絡することがあった。
彼女は『じゃりん子ちえ』に出てくるひらめちゃんそっくりだったので、大学では「ひらめちゃん」で通っている人気者だった。
じりりりん、じりりりん。
がちゃ
「はいHでございます。」
「あ、私同じ大学でお世話になっておりますちょろのすけと申しますが………」
………………………………………………誰?
おいら、誰を呼び出してもらえばいいの?
ひ………ひらめちゃん?
ってか、よく考えたらおいら、彼女の本名知らないよ!?えええええ?????
「…………もしもし?誰にお電話をかけられているんですか?」
知り合いなんだけど、全く相手の本名を知らない知り合いって、ありなのかしら?っていうか、これってもしかして不審人物に思われている?!
「いえ…あの…その…○○大学に通っている方をだしていただければ…えっと……」
「キャッチセールスかなにかですか?!」
ああ!語気が荒い!
おいら大ピーーーンチ!!
「ちょろのすけから電話と言っていただければ、わかると思います!知らないと言われたら、切っていただいて結構ですから!」


そういうことがあった。

そういうことがあったことを、一瞬の間に思い出した。

「でーさん、お願いします」
といってよかったんだろうか。
と言うかその前に「ちょろのすけ」と名乗っても大丈夫なのだろうか…。
ああ!でーさんごめん!おいら、ごっつヘソ抜けでござんす!!!!
「あの…Kと申します。ちょっとお名前まではわからないのですが、明日お会いする約束をしている者でして………」
こう言っておけば『K』がわからなくても、なんとなくちょろのすけとわかってくれるかもしれない……。
そことはかない期待を込めて、それでもやっぱり不審人物だろうなぁと悲しくなっていたその時!
「あら〜〜そうなんですか〜?いつもお世話になっております〜〜。」
えええ?
でーさん御母堂はとても優しく不審人物ちょろのすけを受け入れてくれたのだった。
なんだか地獄に仏を見たような気がして、ちょろのすけは嬉々としてご伝言をお願いいした。

結果的に、なんとかでーさんに伝言は伝わったようである。
ありがとうございましたm(_ _)mでーさん御母堂。
お手数をおかけいたしました&不審人物で申し訳ありませんでした。
以後気をつけたいなぁと思っても、喉元過ぎたら熱さ忘れるシンプルマインドのおいらの事だから、また繰り返すことがあるのだろうと遠い目をしながら、次の予定はキャンセルしないように!というか頼むからさせんでくれよな!と思わずにはいられないちょろのすけでありました。

いや、今回は御三人方、ごっつすんませんでした!

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