風呂場…というシチュエーションが…
2003年2月15日前に温泉宿に泊まった。
一応ホテルなのだが、お風呂場が少々お粗末であった。
部屋や外壁も結構年数経ってるっぽかったのだが、一生懸命塗り直したり内装し直したり頑張っている跡が見えて、綺麗だった。
さておき、ちょろのすけは夜の10時頃、一人でお風呂に入りにいった。
チェックインした時に仲居さんから「上のお風呂は混みますから、食事前に入っておかれた方がいいですよ」とさんざん言われていたのだが、寝る前に体も髪も洗いたいおいらとしては、夕方の4〜6時に風呂で体を洗うことには抵抗があったのだ。
で、食事も終って、それなりにお腹がこなれた(というかアルコールがそれなりに抜けた)時間にお風呂に入りに行ったのだ。
大層混んでいるだろうと思い、がらりと戸を開けると……………
誰もいなかった。
夕方とはうって変わって照明の薄明かりがとっても無気味な脱衣所。
天気も豹変し風と雨とが容赦なく脱衣所と風呂場の窓を揺るがしていた。
ガタガタガタ…………
ビョォォォォォォォ………
キィキィキィ………(なにかが揺れている音)
…………………………………………………恐い
ちょっと気味が悪いなぁとは思いつつ、なんらそれ系の気配ないので、とっとと体洗って髪洗って温まるベ〜〜〜と風呂場に行くと………
さらに薄暗い
所によっては無気味なぐらいに薄暗い………
…………………………………………………すっげぇ恐い
と………とっとと済まそう…
ちょろのすけはそう思い、奥のカランに陣取った。
竹炭石鹸・竹炭シャンプー・竹炭洗顔石鹸・竹炭コンディショナーと充実のラインナップを片っ端から試していきたいという衝動は、不気味に静まり返った風呂場でも全然萎えなかった。
よっしゃ!顔洗うぞなもし!
ごっしごっしごっし……………
洗いながらふと思った。
これで顔を上げたその時に、だ……誰かが後ろにいたらどうしよう……。
鏡に人がうつっていたらどうしよう…
おいらの顔を覗き込んでいたらどうしよう……
ど…ど…ど…どうしよう………
しかし、顔を洗いながさにゃならんので、当然顔を上げてお湯を出した。
ついでに鏡も見てみたりなんかした。
当たり前だが誰もいない。
ちょっとビクビクしている自分が愛らしくも、だんだんバカバカしくなってきた。
リラックスしに風呂に入りにきて、なんでこんなに緊張せねばならんのだ?
本末転倒もいいところではないか!
貸しきりなんだぞ!
幽霊かおばけかなんかその類いが出るかも知れないとビクビクしていてもしかたない!
それは出た時考えよう!!!
人間、恐いもある程度の時間が経つとなれるもんである。
あっさり開き直ったちょろのすけであった。
しかし
と、ちょろのすけは思った。
幽霊って考えると、すぐにイメージで出てくるのは髪の毛の長い女の幽霊である。
もんのすんごい形相で、髪の毛を振乱して立っているのが定番である。
でもさ、頭部(顔を含む)のイメージってすぐわくけど、全身はどうなんだろう?
お風呂場だからさ、やっぱり裸なんだろうか?
臓物とかその他諸々ぶら下げて立っていられると、それはそれで恐いよなぁ。
人体の不思議展専属版。
嫌だなぁ。
人体の不思議展自体見に行こうとも思わなかったのに強制的に見せられるのか…。
かといって、服を着ていたら、やっぱり白い着物なのかなぁ?
お客様、風呂場に着衣のままお入りにならないで下さい!って感じだよなぁ。
ってか、この風呂に地縛ってる幽霊って、もしかしてこの風呂でスッコロンで死んじゃったとかそういう人なのか?
だったらやっぱり裸だよなぁ。
しかも臓物系なし。
お尻に青タンあり。
…………………………………………結構裏が見えるとマヌケだぞ?
しかもこういう時に考える幽霊って、絶対女だよなぁ。
男じゃダメなのか?
ああ、女湯だもんな。
ちゅーか、その際、その男の幽霊さんの着衣はどうなっているのだ?
風呂場に甲冑武者の幽霊が出たら、それはそれで滑稽だろう…。
かといって、背広着ていても嫌だなぁ。
………………………………裸はもっと嫌だけど。
いやぁ、どうも風呂場の幽霊として男は向いていないのかも知れないなぁ。
ほんじゃあ、風呂場で男の幽霊っちゅーたら、中じゃなくて外からのアクセスの方がいいのだろうか?
血みどろの手と顔で窓がラスの向こうからこっちを見ているとか?
………………………………………それじゃ覗きの痴漢じゃん。
やはり男の幽霊は男湯に出てもらわんと単なる痴漢で終ってしまうぞなもし?
男湯に女の幽霊が出た場合、殿方はどう考えるのだろうか?
やはり「いや〜〜ん、痴女〜〜〜!!」なんだろうか……。
その際、女の幽霊が脱衣していたら、反応は変わるのだろうか?!
恐くて湯舟から出てくれなくなるのか、それとも他の理由で出られなくなるのか!!!
危うし!男湯入湯客!!!
そんなことを真剣に延々考えていたら、体も髪も洗い終って、温まってドライヤーで髪まで乾かし終っていた。
結論:風呂場に幽霊はあまり似合わないようだ
一応ホテルなのだが、お風呂場が少々お粗末であった。
部屋や外壁も結構年数経ってるっぽかったのだが、一生懸命塗り直したり内装し直したり頑張っている跡が見えて、綺麗だった。
さておき、ちょろのすけは夜の10時頃、一人でお風呂に入りにいった。
チェックインした時に仲居さんから「上のお風呂は混みますから、食事前に入っておかれた方がいいですよ」とさんざん言われていたのだが、寝る前に体も髪も洗いたいおいらとしては、夕方の4〜6時に風呂で体を洗うことには抵抗があったのだ。
で、食事も終って、それなりにお腹がこなれた(というかアルコールがそれなりに抜けた)時間にお風呂に入りに行ったのだ。
大層混んでいるだろうと思い、がらりと戸を開けると……………
誰もいなかった。
夕方とはうって変わって照明の薄明かりがとっても無気味な脱衣所。
天気も豹変し風と雨とが容赦なく脱衣所と風呂場の窓を揺るがしていた。
ガタガタガタ…………
ビョォォォォォォォ………
キィキィキィ………(なにかが揺れている音)
…………………………………………………恐い
ちょっと気味が悪いなぁとは思いつつ、なんらそれ系の気配ないので、とっとと体洗って髪洗って温まるベ〜〜〜と風呂場に行くと………
さらに薄暗い
所によっては無気味なぐらいに薄暗い………
…………………………………………………すっげぇ恐い
と………とっとと済まそう…
ちょろのすけはそう思い、奥のカランに陣取った。
竹炭石鹸・竹炭シャンプー・竹炭洗顔石鹸・竹炭コンディショナーと充実のラインナップを片っ端から試していきたいという衝動は、不気味に静まり返った風呂場でも全然萎えなかった。
よっしゃ!顔洗うぞなもし!
ごっしごっしごっし……………
洗いながらふと思った。
これで顔を上げたその時に、だ……誰かが後ろにいたらどうしよう……。
鏡に人がうつっていたらどうしよう…
おいらの顔を覗き込んでいたらどうしよう……
ど…ど…ど…どうしよう………
しかし、顔を洗いながさにゃならんので、当然顔を上げてお湯を出した。
ついでに鏡も見てみたりなんかした。
当たり前だが誰もいない。
ちょっとビクビクしている自分が愛らしくも、だんだんバカバカしくなってきた。
リラックスしに風呂に入りにきて、なんでこんなに緊張せねばならんのだ?
本末転倒もいいところではないか!
貸しきりなんだぞ!
幽霊かおばけかなんかその類いが出るかも知れないとビクビクしていてもしかたない!
それは出た時考えよう!!!
人間、恐いもある程度の時間が経つとなれるもんである。
あっさり開き直ったちょろのすけであった。
しかし
と、ちょろのすけは思った。
幽霊って考えると、すぐにイメージで出てくるのは髪の毛の長い女の幽霊である。
もんのすんごい形相で、髪の毛を振乱して立っているのが定番である。
でもさ、頭部(顔を含む)のイメージってすぐわくけど、全身はどうなんだろう?
お風呂場だからさ、やっぱり裸なんだろうか?
臓物とかその他諸々ぶら下げて立っていられると、それはそれで恐いよなぁ。
人体の不思議展専属版。
嫌だなぁ。
人体の不思議展自体見に行こうとも思わなかったのに強制的に見せられるのか…。
かといって、服を着ていたら、やっぱり白い着物なのかなぁ?
お客様、風呂場に着衣のままお入りにならないで下さい!って感じだよなぁ。
ってか、この風呂に地縛ってる幽霊って、もしかしてこの風呂でスッコロンで死んじゃったとかそういう人なのか?
だったらやっぱり裸だよなぁ。
しかも臓物系なし。
お尻に青タンあり。
…………………………………………結構裏が見えるとマヌケだぞ?
しかもこういう時に考える幽霊って、絶対女だよなぁ。
男じゃダメなのか?
ああ、女湯だもんな。
ちゅーか、その際、その男の幽霊さんの着衣はどうなっているのだ?
風呂場に甲冑武者の幽霊が出たら、それはそれで滑稽だろう…。
かといって、背広着ていても嫌だなぁ。
………………………………裸はもっと嫌だけど。
いやぁ、どうも風呂場の幽霊として男は向いていないのかも知れないなぁ。
ほんじゃあ、風呂場で男の幽霊っちゅーたら、中じゃなくて外からのアクセスの方がいいのだろうか?
血みどろの手と顔で窓がラスの向こうからこっちを見ているとか?
………………………………………それじゃ覗きの痴漢じゃん。
やはり男の幽霊は男湯に出てもらわんと単なる痴漢で終ってしまうぞなもし?
男湯に女の幽霊が出た場合、殿方はどう考えるのだろうか?
やはり「いや〜〜ん、痴女〜〜〜!!」なんだろうか……。
その際、女の幽霊が脱衣していたら、反応は変わるのだろうか?!
恐くて湯舟から出てくれなくなるのか、それとも他の理由で出られなくなるのか!!!
危うし!男湯入湯客!!!
そんなことを真剣に延々考えていたら、体も髪も洗い終って、温まってドライヤーで髪まで乾かし終っていた。
結論:風呂場に幽霊はあまり似合わないようだ
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