鴻上尚史が「ロンドン・ディズ」にクラスメイトの女の子たちと挨拶代わりにハグ&キスすると書いていた。
子供の頃いたドイツでは、爺ちゃん婆ちゃんクラスの人とハグ&キスのご挨拶をしていた。
そういえば5年前にきたイギリスではそんなことは一度もなかったような気がするが、現在、クラスメイト等「お友達」とは普通にハグのご挨拶、気が乗ればキス付きでいただいてしまっているので、気に留めたこともなかった。
てっきりおいらは、ハグ&キス文化は西洋文化全体をカバーしているものだと思っていた。

ハウスメイト達に言わせるとイギリスは「ハグ&キス」文化の薄い国らしい。
彼氏がイギリス人というハウスメイトも「あっさりしたもんだよ〜」だそうで、週末会っても駅でハグもキスもしないよと言っていた。
・・・・・・・・・・・・そうなのか?
うちのコースはすごいぞ。
いつも一緒にいるCちゃんとは朝と放課後にお早うとバイバイのワンアームハグ。
陽気なR君やC君とは毎朝おはようのハグ。
J君、A君、Kちゃんとは彼らの気が向いた時だけおはようのハグ。
英語クラスのPちゃんとは会うたびにハグ。
パーティやイベントごとがあると、会う顔見知り全員とハグハグハグハグ・・・・
先日などクラスメイトの忘れ物をクラスルームに持っていってあげたら肋骨折られるかもってなぐらい力強くて長いハグ&んちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!レベルのキスをいただいてしまったぞ。←クラス一可愛い彼からなので、悪い気はしなかったが、本当は『勝手に持って行きやがって、俺がどれだけ心配したと思ってるんだよ!』って怒ってたんじゃないか?と思うぐらいの情熱的なハグであった。「は〜なして〜〜〜」と訴えてしまったほどに。
ハウスメイト達のコースは所謂アート系。
イラストやアニメーションといった分野である。
実際にデザインの学生さん達と一緒の授業をとったことがあるが、やはりパワーとフレンドリーさは溢れんばかりでおいらのコースの人たちが大きく上回っていた。
キャラクターによるのか・・・と思ってみたりしたが、実際のところどうなのだろうか・・・。
ロード・オブ・ザ・リング関係の写真や映像を追っかけていた時なんて、イギリス俳優陣のはっちゃけぶりには渡英をためらわす力があったほどなのに。

そう言えば英語クラスの子達でも『イギリス人は冷たい』『イギリスは嫌い』とか言っている子達が少なくない。
が、幸いおいらは一度もそう感じたことはない。
英語に関しては何度も
「第2次世界大戦で日本が勝っていれば・・・」とよからぬことをつぶやいたりすることもあるが・・・
「・・・猫とか犬の言葉は万国共通なのかなぁ・・・だったら・・・いいなぁ・・・犬猫・・・」とか埒もないことを考えたりもするが・・・
「消えたい・・・」と遠い目をすることなどほぼ毎日だが・・・
人間に関しては、ひたすら感謝することの方が多い。
だけど「イギリス人」に対して、国籍に関係なく良い感情を持っていない人が多いことは事実だ。

他の人の意見も聞きたい今日この頃。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索