しまった!そのテがあったか!!
2001年7月7日昨日は上司の送別会だった。
仕事を離れる上司と仕事の話も恋愛の話も色々した。そして、酒がジャンジャン入った時に、ずっと相談するべきかどうか迷っていた話を切り出してみた。
ち「実はよく修理に来てくれるメーカーさんからしつこく飲みに誘われて、どう断ろうか眉間に皺皺なんですよ〜」
上「え?なんで受けへんの?『はい行きましょう!でも一人で行くのは何だから』ちゅーて、僕連れて行ってよ、一緒に。ほしたら僕『ちょろのすけ(仮名)さんへのお話は担当者である僕を通してもらわんとな。あ、勝手に口説いたらアカン!まずは僕に何言うか話してもらわんと』ちゅーてな?」
ち「最近は私をだしに他の女の子連れてきて欲しいのかな〜とか思ったりもするんですけどね。3対3とか」
上「3対3!ええやないか〜。ちょろのすけさんと僕とH君(男性職員)で3人や〜!」
それはとても楽しそうだ・・・。
仕事を離れる上司と仕事の話も恋愛の話も色々した。そして、酒がジャンジャン入った時に、ずっと相談するべきかどうか迷っていた話を切り出してみた。
ち「実はよく修理に来てくれるメーカーさんからしつこく飲みに誘われて、どう断ろうか眉間に皺皺なんですよ〜」
上「え?なんで受けへんの?『はい行きましょう!でも一人で行くのは何だから』ちゅーて、僕連れて行ってよ、一緒に。ほしたら僕『ちょろのすけ(仮名)さんへのお話は担当者である僕を通してもらわんとな。あ、勝手に口説いたらアカン!まずは僕に何言うか話してもらわんと』ちゅーてな?」
ち「最近は私をだしに他の女の子連れてきて欲しいのかな〜とか思ったりもするんですけどね。3対3とか」
上「3対3!ええやないか〜。ちょろのすけさんと僕とH君(男性職員)で3人や〜!」
それはとても楽しそうだ・・・。
中野君の傘
2001年6月23日雨が降ると傘をさす。
傘をさすとおいらはふと『中野君の傘』の話を思い出す。
それはある日、仕事から帰ってきたおいらに母が言った一言であった。
「中野君ちゅー子が、傘を取りに来たら玄関にある黒い傘を返してあげといて欲しいねん。玄関先に置き忘れてあったんで、保管しておいてあげよ、おもて。」
たいてい置き忘れた傘を取りに来るヤツはいない、と思ったが、おいらの母親は底抜けに人の良いところがあるので、素直に「わかった」と言っておいた。
ただ、わからぬこともある。
「なぁ、持ち主の名前って、なんでしっとんの?」
「傘に書いてあってん!柄の所にな『ナカノヒロミチ』君って!せやから、ヒロミチ君が取りに来たら返したってな!」
・・・来ない・・・
・・・ヒロミチ君はきっと取りに来ない・・・
というか、落とし主がナカノ君やヒロミチ君の可能性はあるかもしれないけれど、ナカノヒロミチ君の可能性はあからさまに低い・・・。
そしてきっと取りに来ない。
「おかあちゃん・・・ナカノ君なぁ、きっと取りにこうへんで・・・」
「なんでや?結構いい傘やで?ネームプレートまで貼り付けてる傘やん?大事にしている傘やって、絶対!」
「ほな、傘広げて見?たぶんどっかに名前書いたはるで?ヒロミチ・ナカノって。おかあちゃんのモリハナエの傘みたいにな。」
母はしばらく得心いかぬ様子であったが、ようやく『ナカノヒロミチ』と言う名のデザイナーがこの世に存在することを理解し、中野君の訪問がないことを認識した。
しかし、それまで母親は心底中野君のことを心配していたのだ。
雨に降られなかっただろうか、こんな大事な傘を置き忘れてご両親に怒られなかっただろうか、そもそも彼自身が悲しんでいないだろうか・・・と。
大丈夫!大丈夫だよ、お母さん!
ナカノ君は、全然まったくからっきし平気だよ!
ちゅーか、その傘の存在すら知らないぐらいだよ!
そして、今日も雨が降る・・・。
中野君の傘は、傘をなくしたおいらが有効に使っている。
傘を開きながら、おいらはひっそりと、中野君のことを思い出す・・・。
中野君、安心してくれ。
君のなくした傘は、おいらが大切に使っているよ・・・と。
傘をさすとおいらはふと『中野君の傘』の話を思い出す。
それはある日、仕事から帰ってきたおいらに母が言った一言であった。
「中野君ちゅー子が、傘を取りに来たら玄関にある黒い傘を返してあげといて欲しいねん。玄関先に置き忘れてあったんで、保管しておいてあげよ、おもて。」
たいてい置き忘れた傘を取りに来るヤツはいない、と思ったが、おいらの母親は底抜けに人の良いところがあるので、素直に「わかった」と言っておいた。
ただ、わからぬこともある。
「なぁ、持ち主の名前って、なんでしっとんの?」
「傘に書いてあってん!柄の所にな『ナカノヒロミチ』君って!せやから、ヒロミチ君が取りに来たら返したってな!」
・・・来ない・・・
・・・ヒロミチ君はきっと取りに来ない・・・
というか、落とし主がナカノ君やヒロミチ君の可能性はあるかもしれないけれど、ナカノヒロミチ君の可能性はあからさまに低い・・・。
そしてきっと取りに来ない。
「おかあちゃん・・・ナカノ君なぁ、きっと取りにこうへんで・・・」
「なんでや?結構いい傘やで?ネームプレートまで貼り付けてる傘やん?大事にしている傘やって、絶対!」
「ほな、傘広げて見?たぶんどっかに名前書いたはるで?ヒロミチ・ナカノって。おかあちゃんのモリハナエの傘みたいにな。」
母はしばらく得心いかぬ様子であったが、ようやく『ナカノヒロミチ』と言う名のデザイナーがこの世に存在することを理解し、中野君の訪問がないことを認識した。
しかし、それまで母親は心底中野君のことを心配していたのだ。
雨に降られなかっただろうか、こんな大事な傘を置き忘れてご両親に怒られなかっただろうか、そもそも彼自身が悲しんでいないだろうか・・・と。
大丈夫!大丈夫だよ、お母さん!
ナカノ君は、全然まったくからっきし平気だよ!
ちゅーか、その傘の存在すら知らないぐらいだよ!
そして、今日も雨が降る・・・。
中野君の傘は、傘をなくしたおいらが有効に使っている。
傘を開きながら、おいらはひっそりと、中野君のことを思い出す・・・。
中野君、安心してくれ。
君のなくした傘は、おいらが大切に使っているよ・・・と。
愚者の選択2
2001年6月20日ちょろのすけは十薬が好きだ。小さい時から家のお茶といえば十薬か柿茶だった。ひいじいさんまでいた家なので、漢方薬屋で買ってきて、それを煎じてお茶として飲んでいたのだ。
だもんで、それなりのお年頃になるまで、麦茶やほうじ茶みたいなもんだと思っていた。
さて十薬。正直言って、他の物をブレンドして美味しくしました、なんちゅー邪道な十薬では話にならんぐらい、どくだみ風味が大好きなおいら。近所の漢方屋が店をたたんで、ちょっと離れた所でひっそりと営業を再開したとなっても、散歩がてらに15分ほどの道のりをとことことことこ歩いていく。ひたすら美味しい十薬のためである。
ところが、今回買い求めた十薬は味が違った。前の物と同じメーカーの(なんちゃら薬草研究所とか書いてあったような気が)同じ袋の同じ十薬のはずなのだが、袋を開けても、あのほんのり甘い香りが(いや、こう感じるあたりで終わっているのか?)しないのだ。妙に乾いた臭い。
しかし、煮出したら十薬だろうと思い、鍋にぶち込む。(おいらはいつも鍋で沸かす。お茶葉取り易いから)ぐつぐつぐつぐつ・・・
しかしいっこうにあの芳しい十薬臭がしてこない。心なしか色も薄い。いつもと同じ分量入れているのに、おかしいなぁ。そして味といえばもちろん、見た目と同じで十薬の水割りのような、妙な味だったりする。
こりゃあかんやろう?
おいらは思った。
そんなことが2度3度となるといい加減腹が立ってくる。うすうすこの十薬が古いんや・・・とわかり始めてはいるのだが、なんとかして美味しく入れれんものかと眉間に皺がよる。この年齢になってくると、皺のできそうな行動は慎まねばならんのだが、まずい十薬など飲み続けたくはないので、やはり眉間に皺がよる。
そうだ!薄いんやったら倍入れたらいいんや!
とっさの閃きは、心の奥底にいる常識に『んな分けないやろうが!飲めんモンができるやろう!』と怒鳴りつけられたにもかかわらず、大いなる誘惑に促され、行動へと変わった。
これでちゃんと味のついた十薬茶になるわ〜。
もう十薬の水割りじゃなくなるのね〜。
確かになった。
味のしっかりついた十薬茶になった。
見るからにしっかりとした味がついていそうだった。
ヴィジュアルで言うと『魔女の鍋』
ぐつぐつぐつ・・・。
味もなんだか毒殺テイスト。
常識は正しい。
飲めんモンができてしまった。
でも・・・
でもさぁ・・・・
ほら!水で割ったら飲めんことないし!!!!
結局、十薬の水割りかい!!!!
だもんで、それなりのお年頃になるまで、麦茶やほうじ茶みたいなもんだと思っていた。
さて十薬。正直言って、他の物をブレンドして美味しくしました、なんちゅー邪道な十薬では話にならんぐらい、どくだみ風味が大好きなおいら。近所の漢方屋が店をたたんで、ちょっと離れた所でひっそりと営業を再開したとなっても、散歩がてらに15分ほどの道のりをとことことことこ歩いていく。ひたすら美味しい十薬のためである。
ところが、今回買い求めた十薬は味が違った。前の物と同じメーカーの(なんちゃら薬草研究所とか書いてあったような気が)同じ袋の同じ十薬のはずなのだが、袋を開けても、あのほんのり甘い香りが(いや、こう感じるあたりで終わっているのか?)しないのだ。妙に乾いた臭い。
しかし、煮出したら十薬だろうと思い、鍋にぶち込む。(おいらはいつも鍋で沸かす。お茶葉取り易いから)ぐつぐつぐつぐつ・・・
しかしいっこうにあの芳しい十薬臭がしてこない。心なしか色も薄い。いつもと同じ分量入れているのに、おかしいなぁ。そして味といえばもちろん、見た目と同じで十薬の水割りのような、妙な味だったりする。
こりゃあかんやろう?
おいらは思った。
そんなことが2度3度となるといい加減腹が立ってくる。うすうすこの十薬が古いんや・・・とわかり始めてはいるのだが、なんとかして美味しく入れれんものかと眉間に皺がよる。この年齢になってくると、皺のできそうな行動は慎まねばならんのだが、まずい十薬など飲み続けたくはないので、やはり眉間に皺がよる。
そうだ!薄いんやったら倍入れたらいいんや!
とっさの閃きは、心の奥底にいる常識に『んな分けないやろうが!飲めんモンができるやろう!』と怒鳴りつけられたにもかかわらず、大いなる誘惑に促され、行動へと変わった。
これでちゃんと味のついた十薬茶になるわ〜。
もう十薬の水割りじゃなくなるのね〜。
確かになった。
味のしっかりついた十薬茶になった。
見るからにしっかりとした味がついていそうだった。
ヴィジュアルで言うと『魔女の鍋』
ぐつぐつぐつ・・・。
味もなんだか毒殺テイスト。
常識は正しい。
飲めんモンができてしまった。
でも・・・
でもさぁ・・・・
ほら!水で割ったら飲めんことないし!!!!
結局、十薬の水割りかい!!!!
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ライナスの毛布
2001年6月13日先日、定期健診に行った。
問診の時に初老の医師が「体調に関する心配事などありますか?」と訊いてきたので、クーラー病の心配を訴えた。
実はちょろのすけはクーラーに弱く、微風でもクーラーにあたっていたり、直接でなくともクーラーの良くきいている部屋に入っていたりすると、体がだるくなってきて、その後、頭痛・吐き気に見舞われ、立っていられなくなってしまう。そうなるともう、横になって暖かくして寝るしかない。
つまりは冬眠体勢に入ってしまうのだ。
そんな状況の人間の精神状態も、良好であろうはずがない。冬眠前の熊だって、きっと凶暴に違いない。おいらには、わかる!わかるぞ!熊!!
熊といくら分かり合えたとしても、これってお勤め人としては致命的な持病かもしれない。
深刻な症状を訴えるおいらに、その初老の医師は、これまた真剣に言った。
「暖かくしてください」
・・・・・・しーん。
しーん。
そうだけど・・・。ちゅーか、そりゃわかっているけれど。
「あの・・・なんでしたかな?布の、いや、布ではなくて、いえ、布でもいいんですが・・・その・・・アレですよ・・・毛布!」
毛布?
「毛布を出すね、こう掛けて・・・」
・・・それって・・・膝掛けのことですか?
「ああ、そういうヤツのことです!」
他にどういうヤツの事なんかい!
かぶっていいなら、おいらだって真夏のオフィスで毛布を頭からかぶるさね!
自己診断で、首あるいは首元から入る風に一番やられやすいと知っているおいらだ!ああ!頭からかぶるさね!
だが、それを日本のオフィスは許してくれるのか?ええ?かぶっていいなら本当にかぶるぞなもし!そして、おいらの毛布を「暑苦しい」と言う理由ではがすヤツが居ろうものなら、はがしたヤツの面体にしっかり指を突きつけて「ああいいさ!おいらから毛布を取り上げるつもりなら、いずれ君のコンピュータを使えなくして、コンピュータを君から取り上げてやる!」と脅しをかけるさ!ああ!かけるとも!おいらは社内唯一のSE、ヘルプデスク要員なんだから!!怖くはないぞ!へへへん!
・・・だから毛布を返したまえ!
そして休憩時間には、毛布の中に丸まって、まるで繭の中で眠るかのように過ごすのさ!ああ、うっとりではないか!うっすらと汗なんかかいちゃったりしたら、とっても嬉しいなぁ。おいらは、寝汗をかくのが大好きなんだ。(うっとり)
そして昨日、おいらは一枚のジャケットを買った。白色の麻の入ったスタンドカラーのジャケットを。
もちろんクーラー対策に。
毛布の夢はウットリさんだったが、通勤電車に揺られながら、職場まで毛布を持っていくのは大変だ。しかも、それを狭いロッカーに入れたら、かばんを入れる隙間がない・・・。
夢見る頃を過ぎたら、現実がやってくる。
ジャケットは大活躍で、本日のおいらはクーラーの中快適に仕事ができた。
頑張れおいら。クーラーなんかに負けるなおいら!
ロッカーには靴下も入っているぞ!!
問診の時に初老の医師が「体調に関する心配事などありますか?」と訊いてきたので、クーラー病の心配を訴えた。
実はちょろのすけはクーラーに弱く、微風でもクーラーにあたっていたり、直接でなくともクーラーの良くきいている部屋に入っていたりすると、体がだるくなってきて、その後、頭痛・吐き気に見舞われ、立っていられなくなってしまう。そうなるともう、横になって暖かくして寝るしかない。
つまりは冬眠体勢に入ってしまうのだ。
そんな状況の人間の精神状態も、良好であろうはずがない。冬眠前の熊だって、きっと凶暴に違いない。おいらには、わかる!わかるぞ!熊!!
熊といくら分かり合えたとしても、これってお勤め人としては致命的な持病かもしれない。
深刻な症状を訴えるおいらに、その初老の医師は、これまた真剣に言った。
「暖かくしてください」
・・・・・・しーん。
しーん。
そうだけど・・・。ちゅーか、そりゃわかっているけれど。
「あの・・・なんでしたかな?布の、いや、布ではなくて、いえ、布でもいいんですが・・・その・・・アレですよ・・・毛布!」
毛布?
「毛布を出すね、こう掛けて・・・」
・・・それって・・・膝掛けのことですか?
「ああ、そういうヤツのことです!」
他にどういうヤツの事なんかい!
かぶっていいなら、おいらだって真夏のオフィスで毛布を頭からかぶるさね!
自己診断で、首あるいは首元から入る風に一番やられやすいと知っているおいらだ!ああ!頭からかぶるさね!
だが、それを日本のオフィスは許してくれるのか?ええ?かぶっていいなら本当にかぶるぞなもし!そして、おいらの毛布を「暑苦しい」と言う理由ではがすヤツが居ろうものなら、はがしたヤツの面体にしっかり指を突きつけて「ああいいさ!おいらから毛布を取り上げるつもりなら、いずれ君のコンピュータを使えなくして、コンピュータを君から取り上げてやる!」と脅しをかけるさ!ああ!かけるとも!おいらは社内唯一のSE、ヘルプデスク要員なんだから!!怖くはないぞ!へへへん!
・・・だから毛布を返したまえ!
そして休憩時間には、毛布の中に丸まって、まるで繭の中で眠るかのように過ごすのさ!ああ、うっとりではないか!うっすらと汗なんかかいちゃったりしたら、とっても嬉しいなぁ。おいらは、寝汗をかくのが大好きなんだ。(うっとり)
そして昨日、おいらは一枚のジャケットを買った。白色の麻の入ったスタンドカラーのジャケットを。
もちろんクーラー対策に。
毛布の夢はウットリさんだったが、通勤電車に揺られながら、職場まで毛布を持っていくのは大変だ。しかも、それを狭いロッカーに入れたら、かばんを入れる隙間がない・・・。
夢見る頃を過ぎたら、現実がやってくる。
ジャケットは大活躍で、本日のおいらはクーラーの中快適に仕事ができた。
頑張れおいら。クーラーなんかに負けるなおいら!
ロッカーには靴下も入っているぞ!!
沈黙は金
2001年6月10日ちょっと前に飲み会があった。
酒の席で体重の話が出たので「あ〜、私あと5キロはせめて痩せんとアカンのですよ〜」と発言したところ、フォローの声があちこちから・・・。
ありがたや、ありがたや。
父さん母さんありがとう。
着やせ体質と言うのはかくもありがたいものなのですね・・・。
「ちょろのすけさん(仮名)、ちょろのすけさんだったら、*0キロまでなら大丈夫ですよ。」
とある人の発言は優しさからか、本気でそう思っているのか具体的な数字を提示してきた。
*0キロか・・・そう思うおいらの耳に別の人の更なる発言が。
「ええ!*0キロ?それは重いでしょう!失礼ですよ、そんな体重言うなんて!ねぇ、ちょろのすけさん?*0キロですよ?*0キロ!!!めちゃくちゃ重いじゃないですか?ねぇ?」
「ええ・・・そう・・・重いですよねぇ、*0キロ・・・」
「重いですよねぇ!*0キロなんて!!」
うるせぇ!*2キロあるんだよう、おいら。
悪かったな!めちゃくちゃ重くってよう!!
酒の席で体重の話が出たので「あ〜、私あと5キロはせめて痩せんとアカンのですよ〜」と発言したところ、フォローの声があちこちから・・・。
ありがたや、ありがたや。
父さん母さんありがとう。
着やせ体質と言うのはかくもありがたいものなのですね・・・。
「ちょろのすけさん(仮名)、ちょろのすけさんだったら、*0キロまでなら大丈夫ですよ。」
とある人の発言は優しさからか、本気でそう思っているのか具体的な数字を提示してきた。
*0キロか・・・そう思うおいらの耳に別の人の更なる発言が。
「ええ!*0キロ?それは重いでしょう!失礼ですよ、そんな体重言うなんて!ねぇ、ちょろのすけさん?*0キロですよ?*0キロ!!!めちゃくちゃ重いじゃないですか?ねぇ?」
「ええ・・・そう・・・重いですよねぇ、*0キロ・・・」
「重いですよねぇ!*0キロなんて!!」
うるせぇ!*2キロあるんだよう、おいら。
悪かったな!めちゃくちゃ重くってよう!!
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わからぬことはプロに聞け!!
2001年6月1日明日は披露宴である。
もちろん、自分のではない。
しかもスピーチなんかもしろと言われている。(1週間前になって、もともとスピーチを予定していた人が急に歌を歌うと言い出したそうだ。はた迷惑この上ないので、皆さん、こんな真似しないようにね。)
しかし髪はぼさぼさで、収拾がつかないように思えた。
黒いドレスを着る予定だが、結構首下まであるので、髪形はすっきりとしていたほうが良いと思う。しかし束ねるにはあまりに中途半端なこの髪の毛・・・。
どうすべ・・・。
とりあえず、髪のことはプロに聞け!
定時ダッシュで職場を飛び出し、行きつけの美容院へと行った。
「どうよ?」
「どうもこうも、あかんね。くくられへんよ、これ。必死に上げてもボリュームないし。」
「ほなどうしよう。首元すっきりしておきたいねんけど。」
切るしかなかろう!
そして切ったさ!!
伸ばそうと思っていたけど、潔く切ったさ!!
「これで明日の朝うまいこと形ができひんかったら、セットしにおいで。」
「うっしゃ、わかった!おいら頑張るぜ!ほいでも…頑張ってもアカンかったら・・・」
「うん、おいで、おいで。・・・せやけどな、なんぼいうたかて、髪形決める最後の決め手は『気合』やからなぁ・・・」
・・・・・・は?
気合なんですか?
気合で髪形決まるんですか・・・?
そうなんですか?
ホンマですか?
「そら、絶対そうやん!」
自信満々の美容店店長を眺めながら、おいらは自分を無理やり納得させた・・・。
プロが言うんやから、きっとそうなんや・・・。
気合なんや・・・。
次の日、おいらの髪形はがっちし決まった・・・。
やはり気合だった・・・。
色々思うところはあるが、とりあえず人生って奥が深いなぁと思いつつ、おいらは披露宴会場に向かった・・・。
いつか人の披露宴に投資した金が、戻ってくる日が来るのだろうかと、うつろな瞳で考えながら。
もちろん、自分のではない。
しかもスピーチなんかもしろと言われている。(1週間前になって、もともとスピーチを予定していた人が急に歌を歌うと言い出したそうだ。はた迷惑この上ないので、皆さん、こんな真似しないようにね。)
しかし髪はぼさぼさで、収拾がつかないように思えた。
黒いドレスを着る予定だが、結構首下まであるので、髪形はすっきりとしていたほうが良いと思う。しかし束ねるにはあまりに中途半端なこの髪の毛・・・。
どうすべ・・・。
とりあえず、髪のことはプロに聞け!
定時ダッシュで職場を飛び出し、行きつけの美容院へと行った。
「どうよ?」
「どうもこうも、あかんね。くくられへんよ、これ。必死に上げてもボリュームないし。」
「ほなどうしよう。首元すっきりしておきたいねんけど。」
切るしかなかろう!
そして切ったさ!!
伸ばそうと思っていたけど、潔く切ったさ!!
「これで明日の朝うまいこと形ができひんかったら、セットしにおいで。」
「うっしゃ、わかった!おいら頑張るぜ!ほいでも…頑張ってもアカンかったら・・・」
「うん、おいで、おいで。・・・せやけどな、なんぼいうたかて、髪形決める最後の決め手は『気合』やからなぁ・・・」
・・・・・・は?
気合なんですか?
気合で髪形決まるんですか・・・?
そうなんですか?
ホンマですか?
「そら、絶対そうやん!」
自信満々の美容店店長を眺めながら、おいらは自分を無理やり納得させた・・・。
プロが言うんやから、きっとそうなんや・・・。
気合なんや・・・。
次の日、おいらの髪形はがっちし決まった・・・。
やはり気合だった・・・。
色々思うところはあるが、とりあえず人生って奥が深いなぁと思いつつ、おいらは披露宴会場に向かった・・・。
いつか人の披露宴に投資した金が、戻ってくる日が来るのだろうかと、うつろな瞳で考えながら。
言葉って不思議♪
2001年5月19日職場にスタイルのよい女性がいる。
先日その女性が白のミニワンピースを着用なさって職場に現れた。
よいものである。
セクシーである。
みんなでこっそり「キューティーハニー」と呼んであげた。
その彼女が既婚者だと知ったのはそれから2日後である。
驚いた。
あんなに綺麗で生活臭のない人が人妻!おいらの人妻観は大きく覆された。
っちゅーか、キューティーハニーが人妻?!と驚いてしまったのだ。
いや、人妻がキューティーハニーだったから驚いているのか?
そう考えてふと気がついた。
「キューティーハニーが人妻」と「人妻がキューティーハニー」。
似ているがなんとなく後者のほうがやんらしい。
キューティーハニーだっていつかはお年頃。結婚だってするかもしれない。人妻になっても構わないだろう。だんなさんは嬉しいだろう。だが、この人妻は本物のキューティーハニーであるということが前提の女性である。
しかし後者は人妻がキューティーハニーなのだ。本当はキューティーハニーじゃないかもしれない。人妻であることは紛れもない事実だが、キューティーハニーかどうかはわからない。人によっては、やはりだんなさんは嬉しいかもしれない…。
ちょっと古いが、似たようなサンプルに「バドガールが人妻」と「人妻がバドガール」というのがある。
やはり後者の方がやんらしい気がするのは、勝手にシュチエーションを想像してしまうからだろうか…。
先日その女性が白のミニワンピースを着用なさって職場に現れた。
よいものである。
セクシーである。
みんなでこっそり「キューティーハニー」と呼んであげた。
その彼女が既婚者だと知ったのはそれから2日後である。
驚いた。
あんなに綺麗で生活臭のない人が人妻!おいらの人妻観は大きく覆された。
っちゅーか、キューティーハニーが人妻?!と驚いてしまったのだ。
いや、人妻がキューティーハニーだったから驚いているのか?
そう考えてふと気がついた。
「キューティーハニーが人妻」と「人妻がキューティーハニー」。
似ているがなんとなく後者のほうがやんらしい。
キューティーハニーだっていつかはお年頃。結婚だってするかもしれない。人妻になっても構わないだろう。だんなさんは嬉しいだろう。だが、この人妻は本物のキューティーハニーであるということが前提の女性である。
しかし後者は人妻がキューティーハニーなのだ。本当はキューティーハニーじゃないかもしれない。人妻であることは紛れもない事実だが、キューティーハニーかどうかはわからない。人によっては、やはりだんなさんは嬉しいかもしれない…。
ちょっと古いが、似たようなサンプルに「バドガールが人妻」と「人妻がバドガール」というのがある。
やはり後者の方がやんらしい気がするのは、勝手にシュチエーションを想像してしまうからだろうか…。
銘々命名
2001年5月16日Yちゃんやおいらの姉やおいらが、中身の入った友人の腹に「まーちゃん」「まーちゃん」と話しかけ、その影響を考えた両親が「ま」のつく名前をその子に付けたという話がある。腹の中にいる子供に、おいらたちの戯けた声が届き、自分の事を「まーちゃん」と認識してしまっている可能性を否定できなかった訳だ。
ちなみに二人目ができた時、おいらたちは声の限りを尽くして「イザベラ」!と叫んだものだ。全然「イザベラ」とは関係ない名前を付けられてしまったが。
そんな話をしていたら、もっと上手がいた。
その子は、なぜか産まれる前からその名前で呼ばれ続けてきた。
彼の名前は父親が付けた。男の子が産まれてきたら父親が、女の子が産まれてきたら母親が名前をつけると決めていたそうだ。
しかし、まだどちらが産まれるともわからない頃から、母親は自分の膨れている腹を両手でマッサージするように動かし、こう言っていた。
「よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ………」
かけ声である。
かけ声なんである。
しかし産まれてきた子に父親はこう名付けた。
命名「よしや」……。
じっと見ていたんだろうなぁ…旦那さん…。
ちなみに二人目ができた時、おいらたちは声の限りを尽くして「イザベラ」!と叫んだものだ。全然「イザベラ」とは関係ない名前を付けられてしまったが。
そんな話をしていたら、もっと上手がいた。
その子は、なぜか産まれる前からその名前で呼ばれ続けてきた。
彼の名前は父親が付けた。男の子が産まれてきたら父親が、女の子が産まれてきたら母親が名前をつけると決めていたそうだ。
しかし、まだどちらが産まれるともわからない頃から、母親は自分の膨れている腹を両手でマッサージするように動かし、こう言っていた。
「よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ………」
かけ声である。
かけ声なんである。
しかし産まれてきた子に父親はこう名付けた。
命名「よしや」……。
じっと見ていたんだろうなぁ…旦那さん…。
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食品衛生的に、どうよ?
2001年5月11日メロンパンナちゃんにはロールパンナちゃんというお姉さんがいる。
という訳で、昨日に引き続き、アンパンマンの話である。
職場でアンパンマンの話をてろてろしていたら、向いの席に座っている人がいいました。
「私さぁ、メロンパンナちゃんが顔を食べさしているところ、見た事ないや」
…言われてみればそうである。もっとも、毎回見逃さずに見ている訳ではないので、ひょっとしたら食べさせた事もあるのかもしれないが、それはアンパンマンや食パンマンなどの『喰わせ頻度』からすると、恐ろしく低いのではないだろうか。
しかし、もっと食べさせそうにないのがメロンパンナちゃんのお姉さん、ロールパンナちゃんである。ロールパンナちゃんは、さすらいぐせが付いちゃっている。かと言って、遠すぎる程遠い所に行って帰ってこないという決心をする程のさすらい魂はないらしい。そして顔をマスクで隠している。性格的にも友好的に「さぁ、私の顔をお食べ」と言うようでもないようだ。
こりゃ、食べさせるという事はあまりないだろう。
さてそこで一つの疑問が浮かんできた。
メロンパンナちゃんはアンパンマンたちと良くつるんでいて、ジャムおじさんとも親しい交友関係にあるようだ。つまり、いつでも新たな顔面(パン)をジャムおじさんに作ってもらう事ができるのだ。うら若き乙女である。常に新鮮なパンでいる事は、気合いを入れて守っている可憐な乙女のポリシーだろう。
ジャムおじさんが近くにいれば、そして友好的に接していれば、常に新鮮な顔面を提供してもらう事ができるのだが、近くによる事もなければ、もともと友好的でもない人物(パン物?)はどうするのか?つまりロールパンナちゃんはどうしているのか、ということだ。消費される事もない。常に新しい顔に変える事もない。ましてマスクをして(包装として考えると部分包装?意味ない…)定住せずさすらっている。
いかん!
いかんぞ、ロールパンナちゃん!
乙女がそのような不衛生でどうする!
食品がそのような不衛生でどうする!
君の賞味期限は開封後、室温で何日なのだ?
君の『喰わせ頻度』が限り無く低い事を祈らずにいられないおいらであった……。
ちゅーか、飢えた人見つけても自分の顔、喰わせたらアカンで………とどめになるから……。
という訳で、昨日に引き続き、アンパンマンの話である。
職場でアンパンマンの話をてろてろしていたら、向いの席に座っている人がいいました。
「私さぁ、メロンパンナちゃんが顔を食べさしているところ、見た事ないや」
…言われてみればそうである。もっとも、毎回見逃さずに見ている訳ではないので、ひょっとしたら食べさせた事もあるのかもしれないが、それはアンパンマンや食パンマンなどの『喰わせ頻度』からすると、恐ろしく低いのではないだろうか。
しかし、もっと食べさせそうにないのがメロンパンナちゃんのお姉さん、ロールパンナちゃんである。ロールパンナちゃんは、さすらいぐせが付いちゃっている。かと言って、遠すぎる程遠い所に行って帰ってこないという決心をする程のさすらい魂はないらしい。そして顔をマスクで隠している。性格的にも友好的に「さぁ、私の顔をお食べ」と言うようでもないようだ。
こりゃ、食べさせるという事はあまりないだろう。
さてそこで一つの疑問が浮かんできた。
メロンパンナちゃんはアンパンマンたちと良くつるんでいて、ジャムおじさんとも親しい交友関係にあるようだ。つまり、いつでも新たな顔面(パン)をジャムおじさんに作ってもらう事ができるのだ。うら若き乙女である。常に新鮮なパンでいる事は、気合いを入れて守っている可憐な乙女のポリシーだろう。
ジャムおじさんが近くにいれば、そして友好的に接していれば、常に新鮮な顔面を提供してもらう事ができるのだが、近くによる事もなければ、もともと友好的でもない人物(パン物?)はどうするのか?つまりロールパンナちゃんはどうしているのか、ということだ。消費される事もない。常に新しい顔に変える事もない。ましてマスクをして(包装として考えると部分包装?意味ない…)定住せずさすらっている。
いかん!
いかんぞ、ロールパンナちゃん!
乙女がそのような不衛生でどうする!
食品がそのような不衛生でどうする!
君の賞味期限は開封後、室温で何日なのだ?
君の『喰わせ頻度』が限り無く低い事を祈らずにいられないおいらであった……。
ちゅーか、飢えた人見つけても自分の顔、喰わせたらアカンで………とどめになるから……。
アンパンマン
2001年5月10日アンパンマン。
最近、気を抜くとおいらの口から、このアニメの主題歌が垂れ流されてしまうので、要注意である。
さておき、昔からアンパンマンについてはなかなかに賛否両論で、特に『頭を取って人に喰わせる』という行為に話題が集中しがちである。ちゅーか、「お腹を減らせた人はいないかな〜」って、絶対に「お腹が減ったよ〜」って言ってるカバオ君あたりは、家に帰ったらちゃんと晩御飯もおやつも用意されていたりして、真剣に『飢えて』いるレベルでは全然ないような気がするのだが、それでもアンパンマンハ己の顔をくれてやるのだ。そんな風に甘やかしては、依存心の強い、我慢の足りない子供に育ってしまうのではないかなどと、教育者でもないのに心配してしまう今日この頃。
そこでふと思ったのだが、アンパンマンの口は、しゃべるといつもぱくぱく動いている。「しゃべってるから口が動いて当たり前じゃん?」と言われればそうなのだが、ちょっと考えてみてくれたまへ。アンパンマンは「僕の顔をお食べ」とか言って、顔を差し出した後でも首なし状態でしゃべっているのだ。ちゅーことは、口がなくてもしゃべれるという事だ。しかもかなり明瞭に。ちゅーことは………意味ないじゃん、口……。
と言うか、頭を食べられても問題ナッシングなアンパンマンの脳みそはどこにあるのだ?頭以外の別の所にあると見て間違いない。とすると、そこに真実の口があるのかもしれない!おお!そうか!アンパンマンは見せてはいないが、別に頭部の役割を果たす部位を持っているという事だな!うん!
………怖い………。
………怖いよねぇ、アンパンマン………。
最近、気を抜くとおいらの口から、このアニメの主題歌が垂れ流されてしまうので、要注意である。
さておき、昔からアンパンマンについてはなかなかに賛否両論で、特に『頭を取って人に喰わせる』という行為に話題が集中しがちである。ちゅーか、「お腹を減らせた人はいないかな〜」って、絶対に「お腹が減ったよ〜」って言ってるカバオ君あたりは、家に帰ったらちゃんと晩御飯もおやつも用意されていたりして、真剣に『飢えて』いるレベルでは全然ないような気がするのだが、それでもアンパンマンハ己の顔をくれてやるのだ。そんな風に甘やかしては、依存心の強い、我慢の足りない子供に育ってしまうのではないかなどと、教育者でもないのに心配してしまう今日この頃。
そこでふと思ったのだが、アンパンマンの口は、しゃべるといつもぱくぱく動いている。「しゃべってるから口が動いて当たり前じゃん?」と言われればそうなのだが、ちょっと考えてみてくれたまへ。アンパンマンは「僕の顔をお食べ」とか言って、顔を差し出した後でも首なし状態でしゃべっているのだ。ちゅーことは、口がなくてもしゃべれるという事だ。しかもかなり明瞭に。ちゅーことは………意味ないじゃん、口……。
と言うか、頭を食べられても問題ナッシングなアンパンマンの脳みそはどこにあるのだ?頭以外の別の所にあると見て間違いない。とすると、そこに真実の口があるのかもしれない!おお!そうか!アンパンマンは見せてはいないが、別に頭部の役割を果たす部位を持っているという事だな!うん!
………怖い………。
………怖いよねぇ、アンパンマン………。
今日の日記
2001年5月7日その昔、朗読のレッスンで言われた事があった。
「文節を区切る場所というのは非常に重要です。区切る場所を間違えただけで、内容が変わってしまう事もあるのです」
その時出された例文は
『横断歩道で少年が信号無視をして走ってきたダンプカーに轢かれて即死しました』
『少年が』で切ると信号無視をしたのはダンプカーで、どう考えてもダンプカーが悪い。
しかし『信号無視をして』で切ると信号無視をしたのは少年で、そら飛び出したらダンプも避けれんやろうという気になる。
区切る場所を考えるというのは、朗読において非常に重要なポジションを占めるのだ。
『わくわくプラン・人生掛け捨てコース』
これはRちゃんから姉に送られたメールに書かれてあった保険の名前。
おそらく『生涯(保証)掛け捨てコース』と書きたかったのだろう。しかし、書かれていたのは間違いなく上記の通り!
『人生掛け捨てコース』!
人生を掛け捨ててどないすんねん!!
『わくわくプラン人生・掛け捨てコース』ならいい!『わくわくプラン人生』という保険シリーズの掛け捨てコースに思えるからだ!
しかし『わくわくプラン・人生掛け捨てコース』と書かれた日には、どう転んでも『人生掛け捨て』!保険料ボッタくられる方がいっそマシ!
実に恐ろしきは区切り点…。
昔々に聞いた教訓が、今になって現実のものとなって襲いくる…。
それよかRちゃん、人生掛け捨てるような保険には絶対入ったらアカンで…。な。
「文節を区切る場所というのは非常に重要です。区切る場所を間違えただけで、内容が変わってしまう事もあるのです」
その時出された例文は
『横断歩道で少年が信号無視をして走ってきたダンプカーに轢かれて即死しました』
『少年が』で切ると信号無視をしたのはダンプカーで、どう考えてもダンプカーが悪い。
しかし『信号無視をして』で切ると信号無視をしたのは少年で、そら飛び出したらダンプも避けれんやろうという気になる。
区切る場所を考えるというのは、朗読において非常に重要なポジションを占めるのだ。
『わくわくプラン・人生掛け捨てコース』
これはRちゃんから姉に送られたメールに書かれてあった保険の名前。
おそらく『生涯(保証)掛け捨てコース』と書きたかったのだろう。しかし、書かれていたのは間違いなく上記の通り!
『人生掛け捨てコース』!
人生を掛け捨ててどないすんねん!!
『わくわくプラン人生・掛け捨てコース』ならいい!『わくわくプラン人生』という保険シリーズの掛け捨てコースに思えるからだ!
しかし『わくわくプラン・人生掛け捨てコース』と書かれた日には、どう転んでも『人生掛け捨て』!保険料ボッタくられる方がいっそマシ!
実に恐ろしきは区切り点…。
昔々に聞いた教訓が、今になって現実のものとなって襲いくる…。
それよかRちゃん、人生掛け捨てるような保険には絶対入ったらアカンで…。な。
ダイエット茶後日談
2001年4月6日ちっ!ダイエット茶!!
下痢茶じゃないから出やがらない!!
下腹出てきて、いったい何のためのダイエット茶じゃ!こら!!
まさに!
くそう!!!!!!!
下痢茶じゃないから出やがらない!!
下腹出てきて、いったい何のためのダイエット茶じゃ!こら!!
まさに!
くそう!!!!!!!
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プロ中のプロ
2001年4月2日朝、回数券が切れているのに気がついて、売店で買おうと思った。
財布を出しながら、パッと売店の中に目をやり「すいませ〜ん」と言おうとしたその時、いきなりおいらの目の前に回数券が差し出された。
「これやろ?お姉ちゃん?」
おいらはまだ「すいませんの」「す」ぐらいしか言っていなかったのに、おばちゃんはおいらの欲しかった回数券を差し出し、あまつさえ「これやろ?」と確信を持っていたのだ。
確かにそこは地下鉄の売店で、回数券を買う人も多いだろうが、宝くじだってドリンクだって売っている売店で、迷うことなく差し出された回数券。
客が言い出す前に客の欲しい物を出してくる…おいらはそこに売店のおばちゃんの職人技を見た……。
財布を出しながら、パッと売店の中に目をやり「すいませ〜ん」と言おうとしたその時、いきなりおいらの目の前に回数券が差し出された。
「これやろ?お姉ちゃん?」
おいらはまだ「すいませんの」「す」ぐらいしか言っていなかったのに、おばちゃんはおいらの欲しかった回数券を差し出し、あまつさえ「これやろ?」と確信を持っていたのだ。
確かにそこは地下鉄の売店で、回数券を買う人も多いだろうが、宝くじだってドリンクだって売っている売店で、迷うことなく差し出された回数券。
客が言い出す前に客の欲しい物を出してくる…おいらはそこに売店のおばちゃんの職人技を見た……。
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秘密のダイエット茶
2001年3月30日ちょろのすけはフン詰まりである。
ちょっと気を抜くとつまってしまう。
気合いを入れたらつまらないというものでもないのだが、気持ち的にはそんな感じである。
さすがに1週間前の晩御飯が、いまだに腹の中にあるような状態というのは、間違っているだろう。人間としてというより、生物として。
だもんでよくお世話になるのは、ハーブティーという名の漢方茶である。漢方もハーブだが、言い換えれば味が変わるという訳もなく、非常にオリエンタルな味がおいらの口に広がってくれる。
効き目がごっついので、通勤電車の時間帯に効き目が出てこないよう、飲む時間を考えねばならん程だが、おいらとしては、その潔さがお気に入りであった。
しかし、個人輸入代行業に頼んでいたら、あまりの人気に品薄になり、最近3ヶ月程御無沙汰である。ハーブティーと。
しかたがないので、ドラッグストアにいってみると、あるある、とんでもない数の色んなお茶が。これだけあったら、ハーブティーという名のくだし茶があってもおかしくなかろうと。
一度、夜寝る前に寝たら、明日の朝にはそれはもう!ちゅーようなうたい文句の茶を買った。
確かに次の日のうちには、まぁ…そうね…あんたも頑張ったんだろうけどさぁ…。ちゅー状態までにはなったけど、潔く!腸壁からも全て、全て!桜のごとく散ってみせようじゃござんせんかぁ!という心意気にかけるうえに、だらしなくだらだら続く。
これはいかん。
しかしだいたい1箱30袋程入っている。
つまり1ヶ月は飲み続けなければならないのだ。
それもようやく終り、いまだハーブティーがこない現実に直面し、おいらはまたまたドラッグストアに足を運んだ。
そこでみつけたダイエット茶!1ヶ月で8キロ減!!成功者が掴んだ実感をあなたにも!みるみるやせる!と、ホンマかおっさんと聞きたくなるうたい文句が、これでもか!と箱に書きなぐられている。
ちょろのすけは煮出すタイプより、マグカップでガフガフいただく方が好きなので、箱の説明書きをすみずみまで読んでいると…………
『食事の量を減らし、間食・甘い物は控えましょう』
はぁ?
注意書き?
これって……別にお茶飲まなくても、食べ過ぎが原因の人って、これ守れば痩せるんじゃないの……?
え〜っと、こういう原因と分っていても、改善できない人がこういう藁にすがるのではないの……?
で、このダイエット茶は、どういう理由から1ヶ月8キロをうたってる訳?
謎である。
全てが謎である。
根拠も何も書かれずに、ただ『痩せる!』とだけ、うたっている。いや、もはや叫んでいる。
こんなもん買うヤツがいるのか?
あからさまに怪しい、この茶を買って飲んで、本当に痩せるのか?
ええ?メーカーよ!
消費者をなめてるのか?
けしから〜〜〜〜〜ん!!!!
しかも、かなりまずいぞ、これ。
……まったく……けしからんなぁ……。
しかも、また30袋入りだよ…。
1ヶ月、これかぁ…………。
ちょっと気を抜くとつまってしまう。
気合いを入れたらつまらないというものでもないのだが、気持ち的にはそんな感じである。
さすがに1週間前の晩御飯が、いまだに腹の中にあるような状態というのは、間違っているだろう。人間としてというより、生物として。
だもんでよくお世話になるのは、ハーブティーという名の漢方茶である。漢方もハーブだが、言い換えれば味が変わるという訳もなく、非常にオリエンタルな味がおいらの口に広がってくれる。
効き目がごっついので、通勤電車の時間帯に効き目が出てこないよう、飲む時間を考えねばならん程だが、おいらとしては、その潔さがお気に入りであった。
しかし、個人輸入代行業に頼んでいたら、あまりの人気に品薄になり、最近3ヶ月程御無沙汰である。ハーブティーと。
しかたがないので、ドラッグストアにいってみると、あるある、とんでもない数の色んなお茶が。これだけあったら、ハーブティーという名のくだし茶があってもおかしくなかろうと。
一度、夜寝る前に寝たら、明日の朝にはそれはもう!ちゅーようなうたい文句の茶を買った。
確かに次の日のうちには、まぁ…そうね…あんたも頑張ったんだろうけどさぁ…。ちゅー状態までにはなったけど、潔く!腸壁からも全て、全て!桜のごとく散ってみせようじゃござんせんかぁ!という心意気にかけるうえに、だらしなくだらだら続く。
これはいかん。
しかしだいたい1箱30袋程入っている。
つまり1ヶ月は飲み続けなければならないのだ。
それもようやく終り、いまだハーブティーがこない現実に直面し、おいらはまたまたドラッグストアに足を運んだ。
そこでみつけたダイエット茶!1ヶ月で8キロ減!!成功者が掴んだ実感をあなたにも!みるみるやせる!と、ホンマかおっさんと聞きたくなるうたい文句が、これでもか!と箱に書きなぐられている。
ちょろのすけは煮出すタイプより、マグカップでガフガフいただく方が好きなので、箱の説明書きをすみずみまで読んでいると…………
『食事の量を減らし、間食・甘い物は控えましょう』
はぁ?
注意書き?
これって……別にお茶飲まなくても、食べ過ぎが原因の人って、これ守れば痩せるんじゃないの……?
え〜っと、こういう原因と分っていても、改善できない人がこういう藁にすがるのではないの……?
で、このダイエット茶は、どういう理由から1ヶ月8キロをうたってる訳?
謎である。
全てが謎である。
根拠も何も書かれずに、ただ『痩せる!』とだけ、うたっている。いや、もはや叫んでいる。
こんなもん買うヤツがいるのか?
あからさまに怪しい、この茶を買って飲んで、本当に痩せるのか?
ええ?メーカーよ!
消費者をなめてるのか?
けしから〜〜〜〜〜ん!!!!
しかも、かなりまずいぞ、これ。
……まったく……けしからんなぁ……。
しかも、また30袋入りだよ…。
1ヶ月、これかぁ…………。
ショックな現実
2001年3月27日今日
始めて
姪っ子が
おいらを
顔ではなくて
いつも着ている
半纏で
識別
していると
知った。
もう春である。
さすがに、着れない。
しかし姪っ子には
姉さんと認識されたい。
…………………
暑い……………。
どうでもいいことだが、どうして美容院で洗髪してもらうと「かゆい所はないですか〜」と聞くんだろう…。「気持ち悪い所はないですか〜」と聞かれるのは、なんとなく納得しているのだが、なんで『かゆい所』なんだろう……。
「背中」と答えたら、かいてくれるのだろうか……。
始めて
姪っ子が
おいらを
顔ではなくて
いつも着ている
半纏で
識別
していると
知った。
もう春である。
さすがに、着れない。
しかし姪っ子には
姉さんと認識されたい。
…………………
暑い……………。
どうでもいいことだが、どうして美容院で洗髪してもらうと「かゆい所はないですか〜」と聞くんだろう…。「気持ち悪い所はないですか〜」と聞かれるのは、なんとなく納得しているのだが、なんで『かゆい所』なんだろう……。
「背中」と答えたら、かいてくれるのだろうか……。
花粉症の叫び!
2001年3月22日マスクと眼鏡で生きる、おれたちゃ花粉アレルギーなのさ。
鼻たれ喉痛目のかゆみ、悪夢のようなこの身体。
杉!稲!桧!
早く人間に戻りたい…。
辛い季節をやり過ごせ。
花粉アレルギー。
妖怪人間なのかもしれない、今のおいら……。
鼻たれ喉痛目のかゆみ、悪夢のようなこの身体。
杉!稲!桧!
早く人間に戻りたい…。
辛い季節をやり過ごせ。
花粉アレルギー。
妖怪人間なのかもしれない、今のおいら……。
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おいらの日記にクレームが!!
2001年3月20日おいらの日記にクレームをつけている人がいた、と教えてくれたのは、同室人姉である。
「電車の中でな〜耳に入ってん。あんたの日記へのクレーム」
丁度友人の言う虐待話を書き込んだあたりだったので、めちゃめちゃビビった。正直、世間は狭いな〜とか、いったいどんな人がクレームつけててんとか、そんな事考えるより先にビビった。
蛇足のようだが、友人は押し入れに閉じ込められたと言っても、おいらが閉じ込められた状況より余裕綽々の広さで(おいらは寝るより他ない狭さだった)晩御飯にはちゃんと出してもらっていたそうだから、多分怒られてただけと思われる。その一点で虐待と言うあたり…。
さておき!
クレームである。
鯨食べた事があると言うだけで、人を野蛮人扱いする人もいる。
一度だけ「お!今日は綺麗だね」と言っただけで、セクハラオヤジ扱いされる人もいる。
世の中、なにが足元をすくうのか分ったもんじゃないのだ。
いや〜ん、どっかのごっつい片寄った団体から意見書なんか送られてきたらどうしよ〜ん。
説教しにくる人が来たらどうしよ〜ん。
ちょろのすけ脳フル回転で、ビビりまくった。
ええ〜ん、うっそ〜ん。
「Yちゃんがな、日記はよ更新せいってさ」
ええ〜ん、うっそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、って。
え?
………………クレーマーはYちゃん?
「私の知ってるネタが多いから、斬新かつおもろいネタ書いてよね〜んってさ。」
………………Yちゃんの知らないおもろいネタ?
先週末もYちゃんとは会っていた。メールでもおもろいネタがあると「笑かしたんねん気合」満々で送りつける間柄。
そんなYちゃんの知らないネタ。
『フードファイト』を『クールファイブ』と聞き間違えたYちゃんの知らないネタ。
…………いっそYちゃんネタなら書き込めんねんけどなぁ。
どやろ?Yちゃん。
「電車の中でな〜耳に入ってん。あんたの日記へのクレーム」
丁度友人の言う虐待話を書き込んだあたりだったので、めちゃめちゃビビった。正直、世間は狭いな〜とか、いったいどんな人がクレームつけててんとか、そんな事考えるより先にビビった。
蛇足のようだが、友人は押し入れに閉じ込められたと言っても、おいらが閉じ込められた状況より余裕綽々の広さで(おいらは寝るより他ない狭さだった)晩御飯にはちゃんと出してもらっていたそうだから、多分怒られてただけと思われる。その一点で虐待と言うあたり…。
さておき!
クレームである。
鯨食べた事があると言うだけで、人を野蛮人扱いする人もいる。
一度だけ「お!今日は綺麗だね」と言っただけで、セクハラオヤジ扱いされる人もいる。
世の中、なにが足元をすくうのか分ったもんじゃないのだ。
いや〜ん、どっかのごっつい片寄った団体から意見書なんか送られてきたらどうしよ〜ん。
説教しにくる人が来たらどうしよ〜ん。
ちょろのすけ脳フル回転で、ビビりまくった。
ええ〜ん、うっそ〜ん。
「Yちゃんがな、日記はよ更新せいってさ」
ええ〜ん、うっそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、って。
え?
………………クレーマーはYちゃん?
「私の知ってるネタが多いから、斬新かつおもろいネタ書いてよね〜んってさ。」
………………Yちゃんの知らないおもろいネタ?
先週末もYちゃんとは会っていた。メールでもおもろいネタがあると「笑かしたんねん気合」満々で送りつける間柄。
そんなYちゃんの知らないネタ。
『フードファイト』を『クールファイブ』と聞き間違えたYちゃんの知らないネタ。
…………いっそYちゃんネタなら書き込めんねんけどなぁ。
どやろ?Yちゃん。
プレイバックPartII
2001年3月19日ちょっと待ってっ!
プレイバック!!
プレイバック!!!
今の日記っ!!!!!
プレイバック!!!!!!
プレイバック!!!!!!!
ちゃ〜ら〜ら〜ちゃん!
………『書き込み』と『書き直し』ボタン、近すぎやって……
プレイバック!!
プレイバック!!!
今の日記っ!!!!!
プレイバック!!!!!!
プレイバック!!!!!!!
ちゃ〜ら〜ら〜ちゃん!
………『書き込み』と『書き直し』ボタン、近すぎやって……
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時に人の悩みはわかりにくくて…
2001年3月9日本人には深刻な話なのだろう。
しかしおいらは、思い切ったように友人から告白された事に同意できなかった。
本人は心の傷を友人だと思うからこそ告白してくれたのだろう。しかしおいらの心の琴線は、ナイロンザイルよりも硬かったようだ…。ごめんよ…。
それは何年かぶりに会い、二人っきりで話をする事ができた時の話。
もう結婚して何年も経つのに、そして旦那さんは子供を欲しがっているというのに、彼女は子供を作らないと言うのだ。産めない身体とかいう話ではない、新しく猫もう一匹飼いたいので、子供の面倒まで見てられないというのが彼女の理由だ。
おいらが亭主なら怒る。
そういう話をしているうちに、彼女は思いつめた顔でおいらに打ち明けた。
友「実は、私虐待を受けててん。だから子供を産んだら、きっと私も虐待するような気がして…。怖くて子供が作られへんねん。」
おいらは驚いた。虐待を受けていたとは寝耳に水である。
友「そんでな、この間その事で母親を責めてん。そしたら、なんて言ったと思う?お母さん、私を虐待していた事を覚えてへんって言うねん!酷いと思わへん?あんな親、最低や!」
ち「ぎゃ…虐待って…暴力ふるわれてたん?」
友「閉じ込められて…泣いても喚いても出してくれへんかってん。本当の親なら、子供が泣きわめいたら、可哀相とか思うやろう?」
ち「閉じ込められてた…って、どこに?」
友「押し入れ!」
……………
…………………………………押し入れぇ!?
押し入れって…布団とか入れてる、押し入れ?
ち「…なんで閉じ込められたん…?」
友「そんなん、覚えてへんわ!そんな事はどうでもええねん!問題は実の親が平気で子供を押し入れに押し込めたって事やん!!」
おいらの目は段々空ろになってきた。彼女は真剣に『押し入れに子供を押し込める鬼親』の話をしている。彼女は自分が閉じ込められた理由を覚えていないから『親に理由もなく閉じ込められたに違いない!』と主張している。おいらは全く同意できなかったが、セクハラと感じたらセクハラという話もある事だし、親御さんには悪いが彼女にとっては、そうなのかもしれない。
ち「おいらもさ、あるよ。押し入れに閉じ込められた事。」
友「え!あんたも虐待されてたん??」
されていた訳がない。さんざん上司に怒られた後で「いや〜、おいら会社に入ってから怒られた事ないから〜」とかいうやつだ。されていたとしても気がつかないだろう。
ち「なんで押し込められたっちゅー理由は忘れたけど、多分なんぞ悪い事して怒られとったんとちゃうんかなぁ?子供の頃怒られた事って、いちいち覚えてへんし、親かていちいち覚えてへんやろう?」
友「せやけど、あんたんとこの事や、きっとあんたが泣いたらすぐに出してくれたんとちゃうん?うちの所はなぁ…」
ち「いいや、かえってメッチャ怒られた。」
友「虐待されててんやん!やっぱり!」
ち「いや、押し入れってさ、せまいやろ?」
友「うん。押し込められるって感じやわ」
ち「上体起こしてられへんし、暗いし…」
友「うん、うん」
ち「しかも布団まである!」
友「…せやから、あんたどないしたんよ、押し入れに閉じ込められて!」
ち「寝とった。」
友「は?」
ち「暗くて、起きてられなくて、布団があったから、寝た。そしたら、いつまで経っても泣かんし謝らんし、どないしてんと思ってふすま開けたら寝とるしで、よけい怒られた。」
今度は友人の目が空ろになってきた。やはりこういう気持ちは共有せねばならんだろう。それが友達というものだ。どういう理由で空ろになっているかは、この際横に置いておいて。
ち「それ以来、押し入れに入ったらアカン言うてなぁ。…押し入れに入れた君がうらやましいよ…」
友「…あんたと話してると、頭おかしゅうなるわ」
ち「あ…後なぁバケツに入れられてた時期もあったなぁ。あれなぁ、バランス崩すと顔から倒れるねん。かなんかったなぁ……」
ちょっと時間が開いてから、友人がぼそっと言った。
友「うちも、そんな感じやったんかなぁ。」
そうなんじゃない?そう言ってみたものの、本当に彼女の心が軽くなったかどうかは分からない。彼女が新しく猫を飼ったのか、飼わなかったのか、それも分からない。
ただ、おいらのおかんは『ちょろのすけ、押し入れの中で寝ちゃったのよ』事件を覚えていた。ふすまの外で、今泣くか、今喚くかと待っていた母は、ふすまの向こうのおいらを見て、話が違うやんけ!普通はここで泣き喚いて許しを乞うもんやろうが、子供ってもんわよう!と思っていたそうだ。
いや、でも、寝るやんなぁ。普通。
暗くて、寝そべるしかなくて、布団があったら…なぁ?
しかしおいらは、思い切ったように友人から告白された事に同意できなかった。
本人は心の傷を友人だと思うからこそ告白してくれたのだろう。しかしおいらの心の琴線は、ナイロンザイルよりも硬かったようだ…。ごめんよ…。
それは何年かぶりに会い、二人っきりで話をする事ができた時の話。
もう結婚して何年も経つのに、そして旦那さんは子供を欲しがっているというのに、彼女は子供を作らないと言うのだ。産めない身体とかいう話ではない、新しく猫もう一匹飼いたいので、子供の面倒まで見てられないというのが彼女の理由だ。
おいらが亭主なら怒る。
そういう話をしているうちに、彼女は思いつめた顔でおいらに打ち明けた。
友「実は、私虐待を受けててん。だから子供を産んだら、きっと私も虐待するような気がして…。怖くて子供が作られへんねん。」
おいらは驚いた。虐待を受けていたとは寝耳に水である。
友「そんでな、この間その事で母親を責めてん。そしたら、なんて言ったと思う?お母さん、私を虐待していた事を覚えてへんって言うねん!酷いと思わへん?あんな親、最低や!」
ち「ぎゃ…虐待って…暴力ふるわれてたん?」
友「閉じ込められて…泣いても喚いても出してくれへんかってん。本当の親なら、子供が泣きわめいたら、可哀相とか思うやろう?」
ち「閉じ込められてた…って、どこに?」
友「押し入れ!」
……………
…………………………………押し入れぇ!?
押し入れって…布団とか入れてる、押し入れ?
ち「…なんで閉じ込められたん…?」
友「そんなん、覚えてへんわ!そんな事はどうでもええねん!問題は実の親が平気で子供を押し入れに押し込めたって事やん!!」
おいらの目は段々空ろになってきた。彼女は真剣に『押し入れに子供を押し込める鬼親』の話をしている。彼女は自分が閉じ込められた理由を覚えていないから『親に理由もなく閉じ込められたに違いない!』と主張している。おいらは全く同意できなかったが、セクハラと感じたらセクハラという話もある事だし、親御さんには悪いが彼女にとっては、そうなのかもしれない。
ち「おいらもさ、あるよ。押し入れに閉じ込められた事。」
友「え!あんたも虐待されてたん??」
されていた訳がない。さんざん上司に怒られた後で「いや〜、おいら会社に入ってから怒られた事ないから〜」とかいうやつだ。されていたとしても気がつかないだろう。
ち「なんで押し込められたっちゅー理由は忘れたけど、多分なんぞ悪い事して怒られとったんとちゃうんかなぁ?子供の頃怒られた事って、いちいち覚えてへんし、親かていちいち覚えてへんやろう?」
友「せやけど、あんたんとこの事や、きっとあんたが泣いたらすぐに出してくれたんとちゃうん?うちの所はなぁ…」
ち「いいや、かえってメッチャ怒られた。」
友「虐待されててんやん!やっぱり!」
ち「いや、押し入れってさ、せまいやろ?」
友「うん。押し込められるって感じやわ」
ち「上体起こしてられへんし、暗いし…」
友「うん、うん」
ち「しかも布団まである!」
友「…せやから、あんたどないしたんよ、押し入れに閉じ込められて!」
ち「寝とった。」
友「は?」
ち「暗くて、起きてられなくて、布団があったから、寝た。そしたら、いつまで経っても泣かんし謝らんし、どないしてんと思ってふすま開けたら寝とるしで、よけい怒られた。」
今度は友人の目が空ろになってきた。やはりこういう気持ちは共有せねばならんだろう。それが友達というものだ。どういう理由で空ろになっているかは、この際横に置いておいて。
ち「それ以来、押し入れに入ったらアカン言うてなぁ。…押し入れに入れた君がうらやましいよ…」
友「…あんたと話してると、頭おかしゅうなるわ」
ち「あ…後なぁバケツに入れられてた時期もあったなぁ。あれなぁ、バランス崩すと顔から倒れるねん。かなんかったなぁ……」
ちょっと時間が開いてから、友人がぼそっと言った。
友「うちも、そんな感じやったんかなぁ。」
そうなんじゃない?そう言ってみたものの、本当に彼女の心が軽くなったかどうかは分からない。彼女が新しく猫を飼ったのか、飼わなかったのか、それも分からない。
ただ、おいらのおかんは『ちょろのすけ、押し入れの中で寝ちゃったのよ』事件を覚えていた。ふすまの外で、今泣くか、今喚くかと待っていた母は、ふすまの向こうのおいらを見て、話が違うやんけ!普通はここで泣き喚いて許しを乞うもんやろうが、子供ってもんわよう!と思っていたそうだ。
いや、でも、寝るやんなぁ。普通。
暗くて、寝そべるしかなくて、布団があったら…なぁ?