確定申告

2001年3月8日

DO IT YOU SENN.......
元会社の先輩の話だが、御友人の所の子供がとても可愛いそうだ。男の子のくせに、とんでもなく可愛くて、モデルだのチャイドルだののスカウトとかいう話もでちゃうくらいの子らしい。
まだ、たかだか2才。
はっきりと自己主張もできないこの子に、そんな事させていいものだろうかと、御両親は嬉しい中にも不安があるとかで、慎重だ。
さて、そんな彼に大好きなものがある。
とっても好きで、親が目を離すとすぐにそれに向かってすっ飛んでいってしまう程だという。
2才の激プリ幼児を夢中にさせるそれとは…

美人なねーちゃん。

買い物に行って、ちょっと店員と話している好きに、選りに選りすぐって綺麗な店員さんの所に駆け寄っていく。また自分も器量が良すぎるぐらい良いもんだから、そういう綺麗なお姉さんに可愛がってもらえるというのも分っているらしい。
もちろん若い方がいいらしい。
華やかにしていてもおばちゃん店員には見向きもしないという徹底ぶり。男の性大全開である。
それができるのも今のうちだから、やれるうちにやっといたらいいんじゃないの?と親は達観しつつ、お父さんは美人と話できるチャンスができるので嬉しいらしい。見てるのは自分じゃないっちゅーのに。

さて、そんな家族が家を買った。新しい家を見に行くと、近所に住んでいる家族が声をかけてきた。大きな犬を連れていて、なかなか人柄の良さそうな御夫婦だ。その側にいたナイスバディの娘が大きな声をあげた。
「うわぁ!すっごく可愛い子ぉ!」
女子高校生の彼女は、愛くるしい彼の側に行き、親の許可も求めず抱き上げた。
「柔らかくって、超可愛い〜〜♪」
ぎゅっとナイスバディの女子高校生に抱き締められ彼女の肩ごしに見える彼の顔は…………。

眉間にシワが入っていた。
口が歪んでいた。
目がだんだん死んでいった………。

2才にも評価を下されてしまったガングロ。
彼の両親は彼の前途になんとなく安心したという……。
おいら!自分の秘密メモが見れへん事にすら気がついてなかった〜〜!!!

がほ〜〜〜ん!!!!!
皆々様、御無沙汰でご算した。
この約1ヶ月、おいらは日記を見くる事はしても書き込みはしませんでした。
新しい仕事と新しい習い事の二つで思いっきり凹んでおりました。自分でいうのもなんですが、近年稀に見る凹みっぷりで、いっそ清清しい程でございました。ええ、それはもう。
しかし、それよりも重要な事があったのです。おいらは日記に来る度、折り重なるように襲ってくる疑問と戦っていたのです。

その疑問とは!!!!

「あえ〜?おいらの日記〜、前まで『日記を書く』っちゅーとこあったのに、なくなってまってる〜?あえ〜?サーバが混雑してアホウになっとんのかなぁ?明日になったら直ってるかなぁ〜?」
「うにゃ〜?高村さん、最近秘密メモ書いてはらへんのかなぁ?寂しいなぁ。高村さん、秘密メモまで楽しいのになぁ。次の日記には秘密メモ、付けはるかな〜」

当たり前のことだが、明日になっても明後日になっても明明後日になっても弥明後日になっても『日記を書く』ボタンは表示されず、高村さんの秘密メモを読む事もできなかった…。
しかし、おいらは全く気がつかなかったのだ。
だってリンクから他の人ん所に飛べるし。とりあえず、不便じゃなかってんもん…。

そして、ようやく気がついた。
色んな所を押しまくって、本当に日記に書き込む事ができなくなっていると確かめて、ようやく気がついた。

え〜っと、日記IDって、どこやったっけ?
パスワード、パスワードっと…。
…久しぶりにトップページ見たっすよ。
………イカスミって消化せぇへんねや…。

健康……

2001年1月30日
昨日の書き込みをしていて、昔聞いた『健康法』を思い出してしまった。
今でも時々耳にするが、一つは『素っ裸で寝る』という健康法。
夏などは結構気持ちよさそうな響きがあるが、冷え性のおいらには間違っても冬にはしたくない健康法である。まして夜中にトイレに行きたくなったらどうなるやら。そのままで行くのか?寝ぼけ眼でまた脱ぐ事になる服を着る気はない。実践するには、なかなかに思い切りを要する健康法である。
もう一つは、健康関係の本で見た『両足の足首と膝を縛って寝る』という健康法。寝ている間に骨をまっすぐにしておくと、歪んだラインが元に戻ろうとする力で正常になるんだと。足がバラバラになっているとつま先まで骨のまっすぐラインが到達しないので、縛って矯正してくれたまへという話らしい。一番覚えているのは、この健康法には実践した人の体験談が載っていて「50歳過ぎてから身長が7センチも伸びた!」ってなハデな見出しがついていた。それにものすごく心引かれたので、ちょびっとやってみようかな〜とか思ってしまった。そんでも夜中のトイレを考えると思い切れないおいらであった…。……こけるよな、絶対、ベットから降りる時。

しかし、ふとおいらの足りない脳みそが言った。
「どっちも寝ている間の健康法なら、一緒にやってみたら良いじゃないか」
それもそうかな…一瞬そう思ったが、振り払う事にした。

想像してしまったのだ。

真っ裸で足首と膝を縛っている自分…。

昨日の日記に続き、今度は一人でなにやらやっているようではないか…。
いいのか?健康法がこんなんで!
ちゅーか、ものすごく変!
身体は健康になるかもしれないけれど、精神は健全からはずれていってしまうかもしれない…。

健康。
それはとても大切なもの。
だけどそれを得るために、何か他の大切なものを捨ててしまう事だけはしたくないと思ったちょろのすけであった。

家庭内S…

2001年1月29日
ちょろのすけは恐ろしい程肩こりが酷い。首もよくこる。前出の通り腰も悪い。接骨院に行けるタイミングならいいが、たいてい仕事から帰ってきたら、行ける様な状況ではない。
そういう時はどうするか。
こりまくリング一家の我が家にはマッサージチェアがリビングにあるが、そんなもんよりも効くものがある。

踏んでもらうのだ。

母親に踏んでもらうのだ。

股関節のあたりや脇のあたりをぎゅ〜っと踏んで血行を良くする健康法を習った母親に踏んでもらうのだ。
これが効く。
本当に楽になるのだ。
痛気持ちいいのだ。
あまりに気持ちがいいので、つい声がでてしまう。

「ああ……もっと踏んで…そこ…そこをもっと踏んでぇぇぇぇ…」

場所によっては軽く蹴ってもらうのだが、これまた気持ち良かったりする。
気持ちが良いなら声が出るのが世の常である。
蹴られても然り。

「もっと蹴ってぇ〜」

肩こりから頭痛を引き起す程のぎりぎりチョップにならんことには、この健康法をおねだりはしない。つまりちょろのすけはかなり真剣なのだ。
だから真剣な顔をしてちょろのすけがこう言っても仕方ないのだ。

「…お母さん……踏んで……」

端から聞いたら誤解されそうであるが、止められない止まらない。
おいらの肩は今日も鉄の様なのだから…。

最大内包量……

2001年1月24日
便秘が治った時ってさ、自分の腸ってどれぐらい入るんだろう…って考えない?

あるいは、どこに入っててんやろう、これ……って。

さらにはどこまで入っててんやろう……って。


………人間って、すごいなぁ……………。(遠い目)

満員電車で…

2001年1月18日
満員電車。
わかっているのよ、人と人が密着しなきゃならないって。
だけどね、ちょっと…ちょっとそこは止めて。
おっちゃん、ごめんやけど揺れに合わせて、当たって来るのは止して。
お願いやから!
ああん!
いややって!
おっちゃんが身体押し付けると…あ…熱いモノがあたるのよう!
やだやだやだやだやだ〜!
そこは止めて!
触らないで!
熱くなっちゃう!
びくん!って身体のけぞっちゃう!
そこは…そこはぁ!


カイロ貼ってんねん。


貼りたてって、熱いよね。
うん。

本日、どこからともなくやってきた大疑問!!
浦島太郎は竜宮城へ行った!
ああ、行った!
行って、ごちそうを出してもらって、鯛や鮃の舞い踊りを見て、月日のたつのも忘れちまった!
ああ、忘れちまった!
そこで大疑問!

海の中のごちそうってなんだぁ?!

山の幸か?
……んな訳ない。
ほんじゃあ、海の幸…?
海の幸って言ったら、魚のお刺身やら貝の焼いたんやらか…?
……目の前で踊っとるがな…。
ほな、海藻とかの類い…?
ごちそうなんか?それ。

謎である。
謎々である。
流れてきた南の島のフルーツも、いい加減腐っているだろう。
海の中である。
水の中である。
プランクトンを加工して、食品に変える特殊技術があったのだろうか?(すごいぜ!海底人!!)
あるいは幻覚を見せて、えらいもん食わせとったんやろうか…。(こすいぜ!海底人!)
はたまた、実は浦島太郎はすでに溺死していて、竜宮城は死の瞬間に見た幻だったのだろうか…。(悲しいぜ!浦島太郎!)

謎が謎を呼び、おいらの頭では考えもつかなくなってしまった。

さぁ!皆で考えてくれ!

母に捧げるバラード

2001年1月14日
おかあちゃん…
黒ラベルは黒ビールとちゃうねんで〜

to do or not to do

2001年1月10日
『あ〜あ。連休が終って明日から仕事だよ〜』と友人達。
『連休が終っても明日からの仕事がない…』とおいら。

ほら、どっちもどっち。だから、ね、皆。そんな悲しい顔しないでね。
友人が八坂神社に初詣でに行ったら、丁度レディースの初詣でに出くわしたそうだ。きちんと3列に並び、ざっざっざっざっと行進してきたそうだ。
知人が北野天満宮で暴走族の初詣でを見物していたそうだ。時間差で3組程来たらしい。

八坂はさておき、北野天満宮で彼らは何をお祈りしたのだろう…。やはり時期が時期だけに「留年しませんように…」とか「高校受験がうまくいきますように…」とかそういう類いなのだろうか…。

成田山に初詣でに行く暴走族はいるのだろうか…。行って何を願ってくるのだろうか…。
購入したお守りには、やはり書かれているのだろうか『交通安全』と。
御利益はあるのだろうか…。
天道是か非か。

しかし現世利益を求めるのなら、暴走族諸君!観音信仰だ!観音信仰!!!清水観音は効くという話だぞ〜。かのしんとく丸(身毒丸って舞台の原案になった説教節である)も、清水観音の力で陥れられ、病身になった上に身分剥奪されたって話さね。邪魔者排除してくれるっちゅーの!さらにあそこは戦勝祈願所でもあるからな。喧嘩上等だぜ!脇座の毘沙門天と地蔵尊、大黒天に弁財天と参ると軍神(仏?)総ざらえって感じでグットよ!行くなら清水!いきなり観光チックではあるけれど。くれぐれも産寧坂で転ばないよう気を付けてね〜ん。

ところで柏手打って、礼拝するの?暴走族も。
さて、1月2日、ベットから起き上がれぬ状態になったちょろのすけ。
いわゆる一つのギックリ腰。
二つも三つもあるとかなわんが、そういう事である。
ちょろのすけはギックリ腰キャリアなので、実はそんなにたいそうに考えてはいなかった。ただ、予定がぎっしりつまった年始を思っては、テヘ、と笑ってみてはいた。
笑って誤摩化せるもんなら、誰も困らない。誤摩化されないから困っているのだ。
痛みはさほどない。以前あったように痛さで吐き気がするというような状態ではなく、息が止まってちょびっと涙目になるぐらいで済むので、これは我慢できる範囲とみた。問題は、姉からうつされた咳風邪である。腰痛になった事のある人なら、この行で「あ痛…」と思われるであろう。そう、咳は響くのである、腰に。あまりの痛さに、うつうつとしか眠れない日が続いた。この風邪、身体に抵抗力があるうちにやっつけておかねば、後々腰痛と戦えないと思ったおいら。2日は起き上がれないのをいい事に、とことん汗をかいてほぼ完治という所までもっていった。人間、気合いである。ただ、ぴたりと咳が止まる事などなく、ぐっすり眠れるようになるには多少日数を要したが。
なんのかんの言っても、まだ、以前の大物腰痛にくらべれば耐えれた。耐えれちゃったのである。
だもんで、3日はへっぴり腰ながらデパートを2軒渡り歩き、福袋や特価商品を捜しまわった。(結局福袋一つ買っただけだが)おおよそ半日は動き回った。
4日は前々から友人と約束があったので、ほぼ1日がかりで遊び回った。途中、自分でも腰痛とは思えない高速移動などやりつつ、それでもヘッピリ腰だった。
5日はおとなしく、接骨院に行った。
6日は接骨院に行って、その後コンサートに行った。この日、初めて腰がまっすぐになった…ような気がした。
7日は朝早くから大阪で遊んだ後、発声のレッスンに行った。朝から腰が伸びていたので、なんとかなるかも…と柔軟から足上げ腹筋までやった。途中、二度と立てなくなるかも…と思いつつちゃんと立てたし、足や腰が抜けるという事もなかったから、いいか、なんて。
全日においてバスや電車にてなかなか座れない上に、座る時に痛そうな顔をするおいら。必死になって心の中では「おいらは腰痛なんだよ〜ん!違う原因で座りにくい訳ではないんだよ〜ん!」と訴えてみたのだが、あれは周囲の人々に伝わっていただろうか…。それだけがちょっぴり気掛かりな嫁入り前のちょろのすけであった。

ちょろのすけの腰痛キャリアは17年。人生の半分ぶっちぎりでのおつき合いである。腰痛ストレッチも、ここが痛くなった時はこうというポイントも、立ったり座ったり起き上がったりするこつも、きっちり押さえた上での無理である。

よい子はまねしないように。
そして、こういう理由で本日まで日記が書けなかったという事を、ひっそりと言い訳してみたりして。
一年の計が元旦にあるというのなら、新世紀の計もこの元旦にあったのだろうか。
来世紀まで元気に生き残る自信があるのなら、こんな事はどうでもいいのかもしれないが、今世紀いっぱいで天寿を全うしそうな気がするので、ちょっと情けない気持ちになってしまったお正月。

年末から調子は悪かった。一緒の部屋で生活している姉は咳風邪を引いて大変だった。そして年が明けてから、おいらもひっそり咳風邪を引いてしまった。平たく言えば、うつされたのである。
さて、正月と言えばお年玉。
ちょろのすけはもうお年玉をもらう年令ではない。あげる年令だ。
そして、もらえる年令の人間を家族構成員としてもつ人間は、お年始と称して家にやってくる。こなくてもこっちはちっとも困らないのに、やってくる。
と言う訳で、元旦の夜、親に連れられ姪っ子と甥っ子がやってきたのだ。
心置きなくやつらが遊び、集金もすんだところで帰宅の時間となった。やつらはなかなかの宵っ張りなので、その時間は23時半といったところだった。ちょろのすけは進化している甥っ子が可愛くて、ずっとずっとだっこしていた。途中服で鼻水やらよだれやらグイグイ拭かれていたが、そんな事すっげぇ気になったけど、まぁ、いいかで済ませるぐらい甥っ子は可愛かった。
さて、姪っ子と甥っ子は隣に住んでいる。気がついたら寝てしまった甥っ子を抱え、姪っ子を促し、隣だからと上着も着ずに家を出たおいら。
家の階段の前で、いきなり姪っ子が立ち止まった。
「どないしたん、ほら、お家上がり」
促すおいらの言葉に俯いて、動かない姪っ子。
「どうしたん?ほら、寒いしお家はいろ?」
俯いたままの姪っ子の両手が、うっと上にあがった。いわゆる『だっこ!』である…。
腕の中では甥っ子が寝息をたてている。
おいらの頭の中では100万の言葉が怒涛のように流れた。『だっておいらこの子だっこしててな…いや、あんたが可愛くない訳ではなくってな…あ〜、自分がだっこしてもらわれへんだけでなく、手も繋いでもらわれへんかったからすねてんねんなぁ…って言われてもこの子寝ててなぁ……』
「じ…自分で階段よっこいしょ、できるやんなぁ?」
おいらのちょっと情けない声に、姪っ子は無言で俯いたまま、もう一度両手を上に上げた。

え〜い、もうどうにでもなりくされ!!!!!!
ぐき………


次の朝、ベットから起き上がれなかった事は言うまでもない。
心の中で、ひっそりと百恵ちゃんが歌ってくれていた。
「ちょっと待って!プレイバック!プレイバック!!!」
おいらもそう思う。
正月早々、そりゃないぜべイベー……。
よろのすけ………
高村さん、ナイスだなぁ……。
間違いかな?
わざとだったら、おいらの高村さんかっちょいい度ハイパーアップ!するんだけどなぁ。

是非!わざとということで!
さて、気がついたらゆっくりながらもコツコツと3000ヒットを超えたおいらの日記。見に来てくれた皆さんありがとう。そしてここんところ、見に来ちゃあ「ちっ!今日も更新されていやがらねぇ!接続時間損したぜ!」と思いながら、わんちゃんさんとこや高村さんの所に行かれるのかと思うと、ちょっと嬉し…いや、申し訳ございませんでした。とりあえず、1日か2日に1カウントYちゃんが回しているのは間違いないと信じているけれど。

さて、クリスマスイブに先週の話を書く。
クリスマスイブに日記を書き込んでいる。
そういう人生が結構気に入っている今日この頃。……決して負け惜しみではないのに、そう聞こえるのは何故かしら…。

先週、Yちゃんと姉と3人で温泉に行った。1年に一度は3人(以前は4人であったが一人嫁に行った)で旅行に行こうというのが、約束ではないが恒例になっているのだ。
さて、この3人、それなりに働いて、それなりにキャリアを持つこの3人、もちろんそれなりの年令である。が、それなりのアホアホトリオでもある。いかんせん、嫁に行くという偉業を成し遂げたヤツが一番のしっかり者で、その他大勢は大筋しっかりしているものの仕事以外にたいして脳を使っていなさそうな連中であったのだ。どれぐらいかというと、いまだに「学生さん?」などと素で聞かれてしまうぐらいのボヨヨンアホアホっプリなのである。…つまりは脳みそ子供なのであろう。

温泉は女の楽しみ、特に露天風呂が海に向かって広がっていると聞けば、なにがなんでも露天風呂に入らねばと思うのは自然なことである。そしてたいてい露天風呂には洗い場はなく、つかるだけつかったら内湯に移動して(あるいは先に内湯に行って)身体や頭を洗うというのが通常の流れかと思う。ところがその露天風呂には洗い場があった。

いや〜、ラッキーやーん。いちいち内湯にいかんでも、ここで身体洗えるで〜!

面倒くさがりのおいら達は、風呂からあがって身体を拭いて、また内湯に行くというのが嫌で、つい露天風呂で全てを済まそうという結論に達してしまったのである。嫁に行った友人がいれば、必ず意見して内湯に移動していたと思うが、歯止めになる人間がいないのだから仕方ない。おいら達は露天風呂を堪能し、おもむろに身体や頭を洗い始めた。

ゴッシゴッシゴッシゴッシ………

…………なぁ……寒ない……?

寒くない訳がない。12月である。海辺である。海風が吹いているのである。そんな中で濡れた身体のまま身体や頭をゴシゴシこすってんだから、体温なんかバイバイ哀愁デートちゅーて、時空の彼方に消えてしまっていくに決まっておるのだ!!!
寒い寒い寒い寒い寒い!!!
ぎょえ〜!
うひょ〜!
むひょ〜!!!!
我々は喚きながら、それでも誰一人として途中で止めず、身体と頭を洗い終え、かじかむ身体で再び露天風呂の中へと逃げ込んで行ったのであった。

あるからといって、なんでも使えばいいというものではない。
冬の露天風呂の洗い場も然り。
一つ賢くなったつもりで、露天風呂を後にしたおいら達。

次の日は雨。
誰一人として傘を持ってこなかったおいら達は、たまたまあった傘屋に飛び込み、色が綺麗という理由で一番安いビニール傘を買った。
なんとなく皆思うところはあったのだが、誰一人としてそれを口に出すことはなく傘を買った。
そして傘を差してようやくぼそっと呟いた。

これ、子供用やんなぁ………

腰から下をしとしと濡らして、おいら達は歩いて行った。誰もが『この傘短い…』と気がついていたにもかかわらず、ノリで買ってしまったのだ。黄色と緑とオレンジの小さな傘。
もちろんそれを振り回して写真を撮った。

なにより救われないのは、止める人間がいないとエライ目に会うなぁ〜と笑いながら言い合いつつ、この結果に3人とも妙な満足感を覚えているということであろう。
おいら達はアホアホトリオ。
それが楽しくて仕方ない、アホアホトリオ。
帰宅後2日間、体調はおろかお肌の調子までよくなったアホアホトリオ。

人生は上々だ!!!!

痛い話

2000年12月23日
少し前の話だが、スポーツジムを変わった。仕事先が変わり、今まで入っていた所に行けなくなったうえに、休会制度がないので行けないと分っているスポーツジムに金を払い続けるというバカなマネができる程裕福ではないので、近所のスポーツジムに変えたのだ。母親が入っているので家族会員ともなれば、若干会費が安くなると聞いたので。
さて、少し前の話になるが、そのジムで母親に誘われて「おばさん対象!歌謡曲で踊る超初心者ヒップホップクラス」なるものに参加した。おばさん対象だから、あんたには温いんとちゃう?などと母親に言われながらリズムだのダンスだのそういうものに不自由なおいらは、けっして温くないと判断して行ったのであった。正直、ちと覚悟して行った。
蓋をあければクラスは大盛況。母親に場所を取っておいてもらわなければ、ゆっくり行ったおいらは場所もなく入口で回れ右をしてしまいそうだったぐらいだった。そして全てが終った時、おいらは複数の「痛い」現実に突き当たったのであった。
1.手のフリと足のフリを同時にすることができないおいらと再び出会う。できればもう会いたくなかったが。手だけなら踊れるのに足がつくと、とたんに緊張のあまり右手と右足を同時に出してしまう高校球児のようになってしまう。しかもそれを母親に爆笑される…痛い話だ。
2.「歌謡曲」を何故か母親は「演歌」と思い込んでいた。「思ってたテンポと違う」と怒りながら帰る母親。演歌でヒップホップ…そう思い込める母親って……痛い話だ。
3.その日の夜から筋肉痛が足の裏側全般に出始める。歩き方がロボットに……痛い話だ。
4.筋肉痛、母親が平気そうだったので「2〜3日後に出始めるんちゃ〜う?」と意地悪を言うも、結局母親は筋肉痛にならず……痛すぎる話………
5.結局4回コースのこのクラスにはそれっきり母親共々行っていない。……気持ち的にかなり痛い

なにが一番痛かったって、筋肉痛の件が一番痛かった。肉体的にも精神的にも。
しかし、頭痛をおしてクラスに行って、すっきり楽になって帰ってこれた。頭の痛みは取れたけど、それ以外の痛みテンコ盛りのヒップホップクラスであった。

捨てる痛みあれば拾う痛みありってことなんだろうか…とことわざの引用間違いにしみじみしながら、ここ2週間さぼっているジムに思いを馳せてみたりする、ちょろのすけ何の予定もない週末であった。

道を歩いてふと思ふ

2000年12月1日
高架下。
ふと足下を見た。
底にはデカデカと『歩行者』の文字が書かれていた。『歩行者』つまりは『「歩」いて「行」く「者」』の意味である。…そのまんまである。
高架下。エンジン音高く響かせて通り過ぎるそれは『自動車』。アクセルを踏み込めば『「自」ら「動」く「車」』
そう考えれば『「飛」んで「行」く「機」械』!
『「列」になっている「車」』!
『「自」ら「転」がる「車」』!!
………?いや…それはちゃうやろう。アレは「自ら転が」ってはいない。「自ら転がっていたら、人が乗っていなくても車輪がクルクル回っているはずだ。なんてったって「自ら転がる」んだから。アレは人間が乗って、ペダルをこいで、初めて車輪が転がり動くんだから。つまりは人力車か、自転車よ。人間の力が非力だったら坂道も上がれんという訳か、自転車よ。それで『「自」転車』などとは…!!
………そうか…『自転車』とは『「自」ら「転」がす「車」』のこと。そしてその『自ら』は「自転車」のことではなく「人間」を指していたのだね…。つまり『乗った人間「自」ら「転」がす「車」』。確かに『人力車』とは一線画す存在だ。『人力車』に乗っている人は、乗っているだけだもん。乗った人間が、額に汗して動かす車。それが自転車。そう!それが自転車!!!

高架下に入ってから、出てくるまで。
時間にしてはたった少し。
しかしおいらのインナースペースでは、これだけのことを考え、結論までだしていた。
すごいのかショボイのか、それとも他に考える事がなかったのか。
その結論はいまだにでない…。
いや、そうではなくて、人と猿の祖先が同じなんだよ。だから、猿が進化して人間になったって訳ではないんだよ。

…そういう意見もある。

だが、おいらは本日真剣に思った。やはり人間は猿なのだと。ここまで類似しているのに、根本が一緒の全く別物なんて思えない。人は、ちょいと退化してみれば、やはり猿なのだよ。
だって…
おいら…
もう少しで猿になりそうだったんだもん。
ふっといナイロンザイルがあるとするでしょう?よく映画なんかで、あれが切れるシーンがあるけど、あれを思い出してみて欲しい。
ぶち…ぶちぶちぶち…って切れて、後1本っちゅーのが一瞬だけ頑張った後に切れちゃうじゃない?
あれ。
あの状態。
その1本は、やはり人間の尊厳。
自分の会社で自社の仕事してるんじゃなくって、人様の会社で人様の仕事をしているという、格別のブレーキ。
んでも、もう少しで切れる所であった。
それが切れた時、人は猿になるのだろう。
頭の中では、一足お先に猿になったおいらが、暴風雨のように荒れ狂っていた。きっとあの1本が切れていたら、おいらはタイフ〜ンマンキ〜となって、オフィス内を荒れ狂っていたのだろう。

それこそ、「うっっきぃぃぃぃぃぃ!!!」っちゅー奇声あげて、目の前にチョーンと鎮座してやがるIBM(と書いて『一番バカなマシーン』と読む!)のノートパソコンを、壁に!床に!棚に!窓ガラスに!机に机に机に机に!!!
「うっきゃあ!うきうきうっきゃあ!」
ぶつけて投げ付けて叩き付けて!!!
「むき〜!!むきゃむきゃむっきゃっきゃ〜!」
踏んで踏んで踏んで踏んで!!!
「おう!おう!おう!おう!ぉぉぉぉおおおぅぅうううううっき〜!」
蹴って蹴って蹴り上げて!
「むっきぃうっきぃむっきゃっきゃ〜!」
ぜんぜん滑りやしねぇマウス共々地獄に叩き込んで…

…はっきりいうたら、うごかへんかってん。死んくぱっど。

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